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【市況】7日の中国本土市場概況:上海総合0.01%安と小動き、非鉄と産金株は急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の中国本土市場は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45ポイント(0.01%)安の3016.85ポイントと小幅ながら5日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、0.41ポイント(0.01%)安の3158.02ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は1.56ポイント(0.44%)安の351.54ポイント、深センB株指数は1.10ポイント(0.10%)高の1114.69ポイントで終了した。

新規の買い材料に乏しいなかで動意を欠く展開。中国本土では週末から6月の重要経済指標が相次いで公表されるため(10日に物価統計、13日に貿易統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、第2四半期GDPなど。15日までに金融統計)、結果を見極めたいとするスタンスが漂った。政策期待が根強いなか、指数は引け近くにプラス圏で推移する場面もみられたものの、結局マイナス圏で終了している。

業種別では、不動産株がさえない。大手の緑地控股(600606/SH)が1.3%下落した。インフラ関連株や建材株、銀行株、運輸株、消費関連株の一角なども下げた。

半面、非鉄関連株の上げは目立つ。洛陽モリブデン(603993/SH)6.0%高で引けた。産金株も買われる。中金黄金(600489/SH)が連日でストップ高した。世界情勢の不透明感が強まるなか、金市況高が続いていることを好感している。薬品株も高い。康美薬業(600518/SH)が6.5%上昇した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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