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【市況】東京株式(寄り付き)=英国離脱懸念を背景にリスク回避継続

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は売り優勢、寄り付きの日経平均株価は前日比59円安の1万5799円と続落。

 英国のEU離脱に対する警戒感が強まるなか、前日の欧米株市場が総じて下落歩調を続けており、東京市場もこの流れを受けて主力株中心に買いが手控えられている。WTI原油先物価格も4日続落と再び軟調な動きで、リスク回避ムードが強い。米連邦公開市場委員会(FOMC)と、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から積極的に買いが入りにくい場面。ただ、外国為替市場では1ドル=106円台近辺の推移と一段の円高には進んでいないことや、日経平均は前日までの4日間で1000円近い下げをみせたこともあって、値ごろ感も出ている。寄り付きは1万5700円台で着地したシカゴ日経平均先物の清算値を意識して下値を試す展開ながら、売り一巡後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも想定される。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、食料品、ゴム製品、保険を除き安い。値下がりで目立つのは証券、空運、鉄鋼、銀行、不動産など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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