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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月15日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、5月31日以降が5つの波の下げのパターンとなる可能性があります。その場合、1万5500円前後、または1万5500円を割れた地点で、いったん6月6日~8日と同程度の反発を経過して、その後、2月12日の安値1万4865円を目指すと考えられます。一連の動きは、6月末から7月上旬頃までの期間であらわれる公算です。

 気にしておくべきポイントは、1月以降、1万6000円を割れると、すぐに値を戻す動きになっていることです。今晩と明日は、上下どちらへも大きく動く可能性のある状況です。本日の日中は、今晩と明日、どのような反応になるのかがわからない状況で、これまで節目になってきた1万6000円以下を積極的に取りに来るという見方をできません。

 前述した5つの波のパターンを作るとしても、本日は積極的に下値を試す動きにならないかもしれません。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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