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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マーベラス、バンナムHD、ディップ、日産自

マーベラス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニチアス <5393>  882円  +18 円 (+2.1%)  本日終値
 ニチアス<5393>が4日続伸。耐熱技術を生かしシール材や断熱材など工業製品の生産やプラント工事を手掛け業績は好調に推移、自社株買いなど株主還元に前向きな姿勢を示している点も評価されている。営業利益は前16年3月期に前期比31%増の151億400万円と8期ぶりのピーク利益更新を果たしたが、今期も「北米を中心に自動車部品向けなどが収益を牽引するほか、建材事業の損益改善なども加わって増益基調が続く見通し」(国内証券アナリスト)という。年間配当も1円増配の22円を計画し時価は配当利回りで2.5%を確保している。

■マーベラス <7844>  923円  +18 円 (+2.0%)  本日終値
 マーベラス<7844>が反発。同社は24日、スマートフォン向け本格オンラインRPG「剣と魔法のログレス いにしえの女神」でアップデートを実施したことを発表した。今回のアップデートは風属性の最上位武器「風神の魔神器」が手に入る「武神祭 風神ガチャ」の販売や、究極 風神獣装備やスキル強化素材が手に入る!「怒りのタイタン城」の開催を含む内容となっており、さらなる利用増が期待される。

■バンナムHD <7832>  2,682円  +52 円 (+2.0%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付でバンダイナムコホールディングス <7832> の投資判断「Neutral(中立)」を継続し、目標株価を2600円→3060円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、玩具などのトイホビーやアミューズメント施設、ゲームソフトの収益が拡大することを評価。妖怪ウォッチブームの反動減を定番シリーズの好調で吸収し、増益基調を継続するとみている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を585億円→600億円(会社計画は500億円)、18年3月期の同利益を621億円→651億円にそれぞれ引き上げた。

■ディップ <2379>  2,919円  +49 円 (+1.7%)  本日終値
 ディップ<2379>が5日続伸したほか、フルキャストホールディングス<4848>、メイテック<9744>、テンプホールディングス<2181>など人材サービス関連株の上昇が目立つ。企業の求人需要は引き続き旺盛であり、今年3月の有効求人倍率は1.30倍と1991年12月の1.31倍以来、約24年ぶりの高い水準に達した。訪日客急増に伴うインバウンド需要効果が宿泊・飲食や小売業界の人手不足に拍車をかけており、製造業など技術系人材に対するニーズも高い。また、需給バランスから単価も上昇傾向にあり、今春、一部人材派遣大手と顧客企業の間で行われた派遣料金引き上げ交渉でも大幅な引き上げの契約が相次いだ。また、アルバイトに対するニーズも同様で、三大都市圏の4月のアルバイト募集平均時給(リクルートジョブス調べ)は前年同月比1.7%上昇と34カ月連続で前年同月を上回っている。アベノミクスが打ち出した「一億総活躍プラン」では東京オリンピック開催の2020年度に117万人、さらにその5年後には204万人の労働者数増加を目指しており、人材サービス関連株への注目度は日増しに高まっている。

■スクリン <7735>  1,056円  +17 円 (+1.6%)  本日終値
 半導体製造装置関連株が軒並み高。SCREENホールディングス<7735>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などが年初来高値に買われた。24日に国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が発表した北米地域の4月半導体製造装置BBレシオ(受注高/販売高)は1.10と高水準だった。 積層化によりチップ面積を小さくし、速いスピードと上書き・消去のプロセスへの耐久度を高めた「3D NAND」型フラッシュメモリーの開発や、回路線幅が10ナノメートル台後半のメモリー半導体の投資需要が高まっており、半導体設備投資の需要増が市場の注目を集めている。

■コンコルディ <7186>  494.9円  +7.4 円 (+1.5%)  本日終値
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>が反発。SMBC日興証券はリポートで、17年3月期会社計画純利益は負ののれん約600億円を除けば、前期比22%減となる635億円と紹介。同証券従来予想と比べて、経営統合に伴う一部資産の時価評価と連単差の部分で多少の差はあったものの、2行合算の純利益では同証券従来予想(624億円)に近い615億円であったと指摘。これは市場コンセンサス(当時)より低めであったものの、高めの計画が目立つ大手地銀の中では、各項目を見ても相対的に妥当な計画と言えようと解説。投資評価「2」(中立)、目標株価500円を継続している。

■日産自動車 <7201>  1,058.5円  +15.5 円 (+1.5%)  本日終値
 日産自動車<7201>が反発。TIWでは、為替の逆風などから中期経営計画の営業利益率目標8%に届かぬ見込みとしながらも、維持可能な8%に拘って収益力改善活動継続の方針が示されていることはポジティブと指摘。三菱自動車工業<7211>との資本提携実現によるシナジーへの期待などに加え指標面は割安とみて、レーティング「1」を継続。「成長銘柄としてPER11倍程度は許容されるべき」と考え、目標株価を1450円に設定している。

■エナリス <6079>  728円  +8 円 (+1.1%)  本日終値
 エナリス<6079>が反発。24日の取引終了後、同社が行った過年度の有価証券報告書などの訂正に関して、金融庁から2億5848万円の課徴金を7月25日までに納付するよう命令を受けたと発表したが、アク抜け感から買いが入った。なお、同課徴金の納付については、相当額を前社長および前会長が補填することで合意を得ていることから、16年12月期業績に与える影響はないとしている。

●ストップ高銘柄
 エクストリーム <6033>  4,230円  +700 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 HMT <6090>  979円  +150 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 アキュセラ・インク <4589>  5,790円  -1,000 円 (-14.7%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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