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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):関電化、ケーズHD、トリドール、そーせい

関電化 <日足> 「株探」多機能チャートより
■関東電化工業 <4047>  917円  +13 円 (+1.4%)  本日終値
 関東電化<4047>が続伸。岩井コスモ証券では、前期に過去最高益を更新したものの、今期について会社は2ケタ減益を予想とリポートで紹介。同証券は償却費など固定費の増加を考慮しても会社予想は保守的と指摘。今期2期連続営業最高益更新は可能と強気に予想、株価バリュエーションの割安感、フッ素系化学品の中長期的な成長性を考えると株価反発が期待できるとみて、投資判断は最上位の「A」、目標株価1400円を継続している。

■ケーズホールディングス <8282>  3,710円  +20 円 (+0.5%)  本日終値
 ケーズホールディングス<8282>が小幅続伸。国内大手証券では、17年3月期は競合閉店による残存者メリットで相対的に販売好調を予想するも、出店コストの上昇で出店加速が難しくなっていると指摘。それでも、新たに都市出店やEC強化方針が打ち出された点は注目できると評価して、中期安定成長に加え、配当方針を従来の配当性向20%以上から30%目標に引き上げるなど、株主還元強化方針も魅力と解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価は5300円から4800円に引き下げている。

■凸版印刷 <7911>  990円  +4 円 (+0.4%)  本日終値
 凸版印刷<7911>が3日続伸。この日、九州ナノテック光学(大分県・日出町)と、液晶調光フィルム事業での協業で合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。液晶調光フィルムは、液晶を使い電源のオン/オフで「透明」と「白濁」を瞬時に切り替え、通過する光をコントロールできるフィルム。九州ナノテック光学が持つ販売および独占製造権を取得し、2017年度前半期より量産を開始するとしており、中期的な成長への貢献が期待されている。

■トリドール <3397>  2,519円  +9 円 (+0.4%)  本日終値
 トリドール<3397>が実に9営業日続伸。大和証券は同社について、17年3月期会社計画営業利益は前期比横ばいの計画だが、増収効果を減損損失と人件費増加が相殺していると推察するとのリポートをリリース。既存店の上振れ、減損損失が会社想定ほど発生しないと見込み、同証券の営業利益予想を17年3月期は95億9000万円(会社計画87億6000万円)、18年3月期は109億円としている。投資判断は「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は2900円から3200円へ引き上げている。

■そーせいグループ <4565>  17,990円  -4,360 円 (-19.5%)  本日終値
 東証マザーズ指数が急落。そーせいグループ<4565>、JIG-SAW<3914>、グリーンペプタイド<4594>、ブランジスタ<6176>などが大幅安となった。市場関係者からは、「決算発表をみて、期待値との差が大きかった銘柄に売り物が膨らんでいる様子だ」(アナリスト)との見方が出ている。市場では、ジグソーの第1四半期決算の連結営業利益が5800万円にとどまったことが関心を集めている。IoT(モノのインターネット)関連などを材料視し株価が急伸してきたが、「期待が先行していた」(同)との見方から売りが先行している。今後、中小型株は中身を一段と吟味する展開が予想されている。

■ブランジスタ <6176>  6,850円  -1,500 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値
 ブランジスタはきょうも大きく売り込まれ3日連続のストップ安となった。秋元康氏がプロデュースする新作ゲーム「神の手」の詳細を5月27日に明らかにすると発表するとしたことが株高の起爆剤となり短期間で3倍化したが、16日取引時間中を境に反転し、にわかに下値模索の展開に変わった。もともと需給相場の色彩が強かっただけにPERは現時点でも318倍と高く、下値メドがつきにくい。

■ネクスト <2120>  1,230円  -85 円 (-6.5%)  本日終値
 ネクスト<2120>が急落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、費用負担で17年3月期以降の予想を減額(17年3月期営業利益予想を60億円から48億円)するも、加盟店増加、広告宣伝費比率引き下げにより営業増益が続くと予想。修正PERは妥当水準と位置づけ、レーティング「ホールド」を継続、目標株価を1250円から1300円に引き上げている。

■オプティム <3694>  4,920円  -190 円 (-3.7%)  本日終値
 オプティム<3694>が反落。この日正午ごろ、研究開発による人工知能(AI)の知見を生かして、AIコンサルティングサービスの提供を開始すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。同社では2015年度より、IoT時代に最適化されたOS「OPTiM Cloud IoT OS」でAI技術を提供しており、機械学習やディープラーニング、画像解析、音声解析、顔認識などの技術を組み合わせ、さまざまな業界に向けてAIの活用を支援している。今回のAIコンサルティングサービスの開始は、クライアントからのAIに関連する相談が多いことから、サービスを提供し、より多くの業界・業種に向けてAIの活用を支援することになったという。

■ケンコーマヨネーズ <2915>  2,366円  -85 円 (-3.5%)  本日終値
 ケンコーマヨネーズ<2915>が反落。東海東京調査センターでは、少子高齢化による個食化や主婦の勤労化などを背景に、加工食品や総菜の好調持続が見込まれると指摘。今後の会社計画上振れも期待できるとみて、株価は業績好調を背景に再び上値を試すとの見解を示している。

●ストップ高銘柄
 ショーエイ <9385>  322円  +80 円 (+33.1%) ストップ高   本日終値
 セントラル総合開発 <3238>  388円  +80 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 DMP <3652>  2,748円  +500 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 プロパティエージェント <3464>  2,350円  +400 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値
 ハビックス <3895>  900円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 テラスカイ <3915>  20,880円  -5,000 円 (-19.3%) ストップ安   本日終値
 FVC <8462>  2,191円  -500 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値
 アスコット <3264>  720円  -150 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  3,450円  -700 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 ロゼッタ <6182>  5,080円  -1,000 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値
 など、7銘柄

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