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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月16日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、13日の足型で強い反落サインをつけています。目先の上値の重い場所がはっきりしたので、本日以降、いったん下値を試す動きになると考えられます。この下げが2月12日の安値1万4865円前後を目指す動きなら、本日は1万6000円の節目程度まで下げる可能性があります。5月2日安値の1万5975円が強い支持になっているなら、本日は1万6200円程度で下値を支えられる公算です。

 本日の価格が寄り付きから反発するなら、強い反落サインをつけたにもかかわらず、下値堅く推移したことで、これまでの上昇の流れを再確認できます。そうなると、その後は4月25日高値の1万7613円を超える動きになるという見方が有力になります。

 寄り付き値が前週末比プラスなら強気の可能性を考えて、マイナスなら下げ幅が大きくなる可能性を考えておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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