【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(5月10日記）

　日経平均株価は、昨日の上げが4月26日～28日までの一時的な反発調整と同程度の動きとなって、再度下値を試す流れになる（短期の底入れ型を形成する展開になる）可能性を残しています。

　再度下値を試す動きになるなら、上値の目安は1万6347円です。

　本日は、寄り付き後、早い時間帯に本日の高値を確認して、下降を開始すると考えられます。

　一方で、本日の価格が上昇するなら、2日の安値1万5975円が押し目底になっている可能性が大きくなります。押し目底を確認できるなら、2日の安値は当面割れることのない安値だと考えられるので、目先は、4月25日の高値1万7613円程度まで目立った調整なく上昇する可能性が出てきます。

　本日、寄り付き後に1万6347円を超えて、10時以降にその高値をさらに更新する展開になるなら、上昇の途中である可能性が大きくなります。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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