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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~決算を中心に、AIやフィンテック、ドローンなどの循環物色

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:決算を中心に、AIやフィンテック、ドローンなどの循環物色
■外資系証券の注文動向:差し引き110万株の売り越し
■前場の注目材料:ビットフライヤー、増資で30億円調達




■決算を中心に、AIやフィンテック、ドローンなどの循環物色

26日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開となりそうだ。25日の米国市場は連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合の発表内容を見極めたいとの思惑から利食い先行。軟調な原油相場のほか、主要企業の冴えない決算が相次いでいることが嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の17455円だった。

日米決算が本格化してきており、決算を見極めたいとする模様眺めムードが強そうである。米国ではハイテク企業の冴えない決算が相次いでいるほか、今晩の米アップルの決算を確認したいムードなどもありそうだ。

一方で、昨日取引終了後に決算を発表した日本電産<6594>の動向が注目される。17年3月期は増収増益を見込んでいるが、市場コンセンサスを下回っている。ADRでは1.8%程度下げており、売り一巡後にアク抜けにつながるかが注目されるところ。

また、FOMCや日銀会合を控えてポジション調整の動きも意識されそうだが、前日の下げで一巡感はある。また、市場は日銀会合通過後の出尽くしなども意識してきており、大きく買いに傾いた需給にはならないだろう。下値の堅さから、売り方の買戻しなども意識されてくる場面もありそうだ。

物色としては決算が中心になろうが、連休を控えていることもあり、AIやフィンテック、ドローンといったテーマ株への循環物色が活発になりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き110万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1080万株、買い970万株、差し引き110万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


4月19日(火):110万株の買い越し
4月20日(水):730万株の買い越し
4月21日(木):220万株の売り越し
4月22日(金):700万株の売り越し
4月25日(月):280万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウ下落(17977.24、-26.51)NY原油(42.64、-1.09)
・AI関連の研究開発予算、年1000億円規模へ自民提言
・楽天、「ドローン」ゴルフ場で活用へ
・熊本、大分、震度1以上の揺れ900回超える
・米大統領選、きょう東部5州で予備選挙
・ビットフライヤー、増資で30億円調達



☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし


<海外>
・特になし

《WA》

 提供:フィスコ

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