市場ニュース

戻る
 

【市況】今週の【早わかり株式市況】 日経平均は2ヵ月半ぶり高値回復、原油高と円安を好感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

今週の株式市場は原油高と円安が続き、日経平均株価は大幅続伸し2ヵ月半ぶりの高値を回復した。

 週初の18日は主要産油国が「増産凍結」で合意できなかったことで原油価格が急落したうえ、ドル円相場で円高が進んだことが嫌気され、幅広い銘柄に売りが広がり、日経平均は大幅に続落した。前週末に発生した熊本地震による企業の生産活動などサプライチェーン(供給網)への影響懸念も重荷になった。

 翌19日は前日の米株高や原油・銅・アルミなど商品価格の上昇を受け、投資家心理が改善し、日経平均は大幅に反発した。為替市場でドル円相場が円安方向に進んだことも追い風となった。20日は朝方、約3週間ぶりに一時1万7000円を回復したものの、その後は利益確定売りに押され伸び悩んだ。21日は原油をはじめ商品価格の持ち直しが続き世界景気の減速懸念が後退したことに加え、円安もさらに進んだことが好感され、幅広い銘柄に買いが入り、日経平均は大幅に続伸し、3週間ぶりに終値で1万7000円を回復した。

 週末は前日の米株安や原油安を受けて朝方は利益確定売りに押されたものの、日銀による追加緩和期待や1ドル=110円台回復で後場に大きく切り返し、日経平均は大幅に4日続伸となった。4日間の上げ幅は1300円近くに達した。

 日経平均株価は、前週比724円(4.30%)高の1万7572円と大幅に続伸し、約2ヵ月半ぶりの高値で取引を終えた。週間の振れ幅は1318円と、前週の1403円から若干ながら縮小した。


 来週は、日米での重要イベントの開催やゴールデンウィークを控えて様子見姿勢が強まるとみられるものの、投資家心理の改善が進んでおり、相場は堅調に推移しそうだ。重要イベントとしては、国内では27-28日に開催される日銀の金融政策決定会合、海外では26-27日開催の米FOMCに注視が必要だ。また、国内で25日から本格化する3月期の決算発表にも注目したい。


◆マーケット・トレンド(4月18日~22日)

【↓】 4月18日(月)―― 572円安と大幅続落、円高・原油安・熊本地震でリスク回避
 日経平均 16275.95( -572.08)  売買高21億8206万株 売買代金 2兆1312億円

【↑】 4月19日(火)―― 598円高と大幅反発、円安・米株高など好感
 日経平均 16874.44( +598.49)  売買高20億9797万株 売買代金 2兆0863億円

【↑】 4月20日(水)―― 反発し一時1万7000円回復も、利益確定で上げ幅縮小
 日経平均 16906.54( +32.10)  売買高20億8836万株 売買代金 2兆2393億円

【↑】 4月21日(木)―― 大幅続伸し1万7000円回復、原油続伸と円安を好感
 日経平均 17363.62( +457.08)  売買高22億8362万株 売買代金 2兆4742億円

【↑】 4月22日(金)―― 大幅に4日続伸、追加緩和期待で後場切り返す
 日経平均 17572.49( +208.87)  売買高30億1111万株 売買代金 2兆7889億円

◆セクター・トレンド(4月18日~22日)

(1)国際石開帝石 <1605> など鉱業、JX <5020> など石油といった資源株が買われた
(2)三菱UFJ <8306> など銀行、野村 <8604> など証券といった金融株は大幅続伸
(3)郵船 <9101> など海運や新日鉄住金 <5401> など鉄鋼といった景気敏感株も買い継続
(4)クボタ <6326> など機械、トヨタ <7203> など自動車といった輸出株も堅調
(5)ファストリ <9983> など小売りなど内需株の上げは鈍い
(6)中部電 <9502> など電力・ガス株やJAL <9201> など空運株は下げる


株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均