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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本ライフL、NIPPO、そーせい、アンジェス

日本ライフL <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本ライフライン <7575>  2,205円  +258 円 (+13.3%)  本日終値
 15日、日本ライフライン <7575> [JQ]が16年3月期の連結経常利益を従来予想の28.2億円→35.8億円に26.5%上方修正。増益率が38.9%増→75.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。自社製品のEPカテーテルの販売好調や新製品の投入で、売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の高い商品の売上構成比率が上昇したことも上振れに貢献した。

■NIPPO <1881>  1,970円  +147 円 (+8.1%)  本日終値
 NIPPO<1881>や大林道路<1896>、日本道路<1884>など道路株が軒並み高。熊本地震で道路など交通網に大きな被害が発生したことから、道路各社には震災復興需要が見込めるとの見方が出ている。道路舗装のアスファルト乳剤などを手掛けるニチレキ<5011>も急伸。補正予算策定などによる公共投資の拡大が期待されたところに、復興需要思惑が上乗せされた格好であり、買い人気が高まった。

■そーせいグループ <4565>  21,160円  +1,260 円 (+6.3%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が大幅高で上値指向鮮明。4月7日と8日の2日間にわたりマドを開けて急騰を演じ、高値まで約6700円の上昇をみせた。その後は高値水準で利益確定売りを吸収、2万円を軸とするもみ合いを上に放れてきた。同社はニーズの高い肺疾患や認知症向けで高実績を誇る創薬ベンチャーで、業績への成長期待が強い。海外で展開するCOPD治療薬のマイルストーンやロイヤルティー収入を収益源としているが、米ファイザーとの資本業務提携や、直近ではアイルランドに本拠を置くアラガン社とアルツハイマー治療薬でパートナーシップを締結、これが株価の飛躍をもたらした。きょうはバイオ関連全般が利食いに押されるなか、朝方から独歩高の様相をみせ市場の注目を集めた。市場では「上場来高値圏を走る展開で戻り売り圧力がない。特に新たな材料は確認されていないが、個人投資家の買い意欲に陰りはみられず、短期回転売買中心であることが逆に需給関係の良さにつながっている。複数の証券会社が強気の投資判断で一致するなど上げ賛成ムードが強い」(国内準大手証券)との指摘が出ていた。

■ショーボンド <1414>  4,960円  +280 円 (+6.0%)  本日終値
 ショーボンドホールディングス<1414>が連日年初来高値を更新。熊本地震では九州自動車をはじめ各地で道路・路面の亀裂や陥没がみられたほか、コンクリート構造物でも倒壊などがみられたことから、老朽化した構造物の補修工事が全国的に進むとみられている。これを受けて、橋梁やビルなどコンクリート構造物の補修最大手である同社には思惑が働く格好となっているようだ。

■ハウスレジ <8984>  248,500円  +12,600 円 (+5.3%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は1%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 <8984> [東証R] が4月15日大引け後(15:00)に決算を発表。16年2月期の経常利益は前の期比1.0%増の31.7億円になり、16年8月期は前期比0.5%増の31.9億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒ハウスレジの詳しい業績推移表を見る

■夢真ホールディングス <2362>  624円  +19 円 (+3.1%)  本日終値
 夢真ホールディングス<2362>が反発。きょうは熊本を中心とした連続的な大地震に伴う家屋やインフラの損壊を受けて、復興を担うとの観点から建設株に物色の矛先が向かった。安倍政権では復興に絡む対策費を16年度の補正予算編成でまかなう検討に入ったとの報道が流れており、現場の建築技術者不足を補う人材サービス企業である同社株も関連銘柄の一角として買い優勢となっている。また、16年1~3月期の建築技術者派遣事業の売上高は、前年同期比2割近い高水準の伸びをみせており、実態面からも評価機運が高まっている。

■東洋建設 <1890>  507円  +15 円 (+3.1%)  本日終値
 東洋建設<1890>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、海上土木工事は特殊な工事船を有し、参入業者も限られていることから、建設事業のなかでも収益性が高い事業と指摘。収益のドライバーはマージン改善で、国内土木および国内建築部門での受注時採算好転と建設コスト安定化効果が寄与していると解説。建設需要拡大による受注価格競争の緩和も追い風と評価している。

■アンジェス MG <4563>  834円  +4 円 (+0.5%)  本日終値
 アンジェス MG<4563>が続伸。同社は15日、原発性リンパ腫を対象としたHGF遺伝子治療の第1/2相臨床試験について症例登録を完了したことを発表、これを材料視する買いが流入している。世界初の試みであるリンパ管新生作用によるリンパ腫治療薬の開発を目指す方針。

■コナミホールディングス <9766>  3,740円  +15 円 (+0.4%)  本日終値
 コナミホールディングス<9766>が底堅い。SMBC日興証券はリポートで、同社は5月10日に16年3月期決算を発表予定で、この時示されるであろう17年3月期の会社計画がコンセンサスを下回る保守的な計画となり、短期的な株価下落要因となる懸念はあるが、それにより株価調整があれば押し目買いの好機と捉えたいと解説。同証券は、18年3月期に過去最高営業利益を更新すると予想し、目標株価を3400円から4500円へ引き上げ、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。

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