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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ミスミG、トヨタ、エプソン、シマノ

ミスミG <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミスミグループ本社 <9962>  1,641円  +71 円 (+4.5%)  本日終値
 ミスミグループ本社<9962>が大幅高。同社は金型用部品などの専門商社でカタログ販売を展開するが、足もとの業績は好調に推移している。同社が18日発表した2月度売上高は、前年同月比16.5%増の201億9900万円と2ケタ伸長を確保しており、これを評価する買いが優勢となっている。

■ツクイ <2398>  1,482円  +63 円 (+4.4%)  本日終値
 介護関連銘柄としてツクイ<2398>が買われている。株価は先週に1491円まで買われて高値圏で推移。アナリストがデイサービス利用者数拡大で大幅増益予想とリポートで紹介したことが話題となっている。SMBC日興証券のアナリストは投資評価「2」継続、目標株価を1000円から1500円に引き上げた。17年3月期以降の業績予想を上方修正、ツクイは介護関連のなかで選好される動きが続くと説明している。

■トヨタ自動車 <7203>  6,098円  +210 円 (+3.6%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>に買いが先行、5日ぶり反発となった。同社株はここ急速に進む円高を背景に来期業績に与える影響を懸念して売りに押されていたが、前週末に1ドル=110円ラインの攻防とみられたドル・円相場は、足もと112円台まで円安方向に揺り戻す格好となっており、売り方のショートカバーと値ごろ感からの押し目買いが株価に浮揚力を与えている。前週末に終値ベースで割り込んだ6000円大台に再度復帰している。

■セイコーエプソン <6724>  1,943円  +62 円 (+3.3%)  本日終値
 セイコーエプソン<6724>が5日ぶり反発。新たな中期経営計画で掲げた目標が保守的とみられ前週末にマドを開けて売られたものの、25日移動平均線上で下げ止まり、切り返す兆しをみせている。新中期経営計画では25年度に売上収益は1 兆7000 億円、事業利益は2000億円、ROE15%を目指す方針。これを受けて18日付で東海東京調査センターが同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォローしており、これが押し目買いを誘発している。

■シマノ <7309>  18,400円  +570 円 (+3.2%)  本日終値
 シマノ<7309>が反発。SMBC日興証券は同社の16年12月期業績について、従来想定に比べ、上期を中心に欧州向けの自転車部品の販売数量が落ち着いた展開になる可能性があることから、営業利益予想を840億円から815億円に減額したとのリポートをリリース。ただ、会社計画(800億円)は、下期の新製品効果などを考慮すると全体的に保守的な内容と考えると指摘。新製品効果を中心に16年12月期下期から業績拡大を期待するほか、17年12月期には過去最高の営業利益を更新する見込みと紹介。投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1万9400円から2万500円へ引き上げている。

■アシックス <7936>  2,123円  +65 円 (+3.2%)  本日終値
 アシックス<7936>が大幅続伸。SMBC日興証券からは、目標株価を2800円から2350円に引き下げ、投資評価「2」継続とアナリストリポートがリリースされた。「北米のランニングシューズ販売回復に時間を要する、欧州、中国ビジネスは順調な展開を期待、株価は概ね16年12月期の業績回復を反映した水準」と紹介されている。テクニカル面では数カ月間続いていた下落トレンドが収束しそうなチャートとなってきた。アナリストの分析通りに業績回復が株価のトレンド変化時期になりそうと注目する向きが多い。

■コナミホールディングス <9766>  3,065円  +86 円 (+2.9%)  本日終値
 コナミホールディングス<9766>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、短期的には17年3月期営業増益期待に支えられ同社株は高位で安定すると想定。17年3月期は「遊戯王」20周年のメディアミックス展開により、前年比で増益確度が高まるとしながらも、「達成し得る利益水準が変動するリスク」があるとみて、パイプラインの透明性向上が必要と解説。レーティング「イコールウエイト」を継続、目標株価を2700円から2750円に引き上げている。

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