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2016年03月04日15時35分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソニー、戸田建、三井物、小糸製

■ジャムコ <7408>  2,819円  +89 円 (+3.3%)  本日終値
 ジャムコ<7408>が7連騰。この日正午ごろに、独プレミアムエアロテック社(アウグスブルグ)とエアバスA350型機向け貨物室床下構造材(カーゴストラット)を供給する契約を締結したと発表しており、業績への寄与を期待した買いも入っているようだ。カーゴストラットは、炭素繊維複合材料を使用したL型、C型などの断面形状を有する構造部材。同社はこれまで、エアバスA350を除く全ての機種の垂直尾翼用縦通材、およびA380向け二階床構造部材を供給してきたが、今回の契約締結によりA350を含めた全機種への炭素繊維構造部材の供給が実現することになるという。

■ソニー <6758>  2,592.5円  +72.5 円 (+2.9%)  本日終値
 ソニー<6758>が3日続伸。スマートフォン関連として買われてた向きがあるため米AppleがiPhoneの減産をすることが懸念材料となっていた面もあり、年初から軟調に推移していた。4日の東京株式市場はアルプス電気<6770>、村田製作所<6981>、TDK<6762>などiPhone関連銘柄が買われている。世界のスマートフォンが搭載するソニー製のCMOSイメージセンサーが影響を受けると懸念されていたものの、関連銘柄が軒並み高となっている。SMBC日興証券では「iPhoneが2016年に前年比18%減の1億9000万台へ減少するとの悲観シナリオにおいても、2017年3月期の同社デバイス事業は500億円の利益は確保できると考えている」と紹介。ソニーの投資評価を「1」継続、目標株価3800円から3600円に引き下げている。

■戸田建設 <1860>  495円  +13 円 (+2.7%)  本日終値
 戸田建設<1860>が反発。SMBC日興証券は、同社の16年3月期業績は同社計画を上回ると予想しており、引き続き業界全体の採算性は回復傾向にあると考えるとリポートで紹介。17年3月期計画が利益率低下および減益計画となったとしても、同社が13年3月期の営業赤字計上後に保守的な計画策定姿勢を強めているためであり、利益率のピークアウトを意味するものでないと想定。ただ、同社の業績計画および実績に悪化の兆しが含まれていないか、今後とも注視したいとの見解を示している。同証券は、投資評価は「2」(中立)を継続。目標株価は850円から750円へ引き下げている。

■三井物産 <8031>  1,446円  +36 円 (+2.6%)  本日終値
 三井物産<8031>は3日続伸。同社は3日、韓国証券取引所上場企業の韓国カーボン社と炭素繊維などの複合材料加工事業分野で包括的な業務提携を行うことを発表した。今回の業務提携により三井物産は韓国カーボン社へ306億韓国ウォン(約28億円)を出資し、株式10%(議決権ベース)を取得する。この提携を通じて、輸送機器の軽量化ニーズに応えるべく炭素繊維などの複合材料を用いた部品・材料製造のサプライチェーン構築・強化を図る方針。

■三和ホールディングス <5929>  797円  +18 円 (+2.3%)  本日終値
 三和ホールディングス<5929>が3日続伸。大和証券は、米国子会社ODCで生産問題が発生し、同社の16年3月期第3四半期累計の連結営業利益が前年同期比12%減とやや厳しい決算だったとリポートで紹介。ただ、ODCの生産問題は一過性と捉えており、今期会社計画に未達リスクはあるものの、来期以降の業績見通しに、さほど大きな影響を与えるものではないとの見解を示している。同証券は、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は1200円から1000円へ引き下げている。

■平和不動産 <8803>  1,360円  +27 円 (+2.0%)  本日終値
 平和不動産<8803>がしっかり。2月中旬を境に戻り足鮮明。ビル売却に加え不動産仲介事業が好調に推移しており、マイナス金利導入による調達金利コストの低下もプラス材料で0.5倍台のPBRは買い安心感を与えている。兜町・茅場町再開発の動きも同社株を刺激、そのなかで「フィンテック」企業向けの交流拠点を兜町の東京証券会館1階に設置することも手掛かり材料となっている。

■三菱UFJ <8306>  559.9円  +8.6 円 (+1.6%)  本日終値
 SMBC日興証券の銀行セクターのリポートでは、向こう3年間は減収・減益基調が続くと指摘。配当利回り妙味で短期リバウンドを見込むものの、強気転換には時期尚早とみて、業種格付けは「中立」を継続。個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>をトップピックに、新生銀行<8303>とりそなホールディングス<8308>をレーティング「1」で推奨。短期リバウンド局面では配当利回りの高さからあおぞら銀行<8304>、マイナス金利拡大時は逃避先としてセブン銀行<8410>を選好している。

■ケーヒン <7251>  1,669円  +21 円 (+1.3%)  本日終値
 ケーヒン<7251>が続伸。TIWでは、二輪車向けが厳しい中でも中国の四輪車向け貢献などにより、一過性の費用を除けば営業利益率で7%程度の収益を確保していると指摘。国内での事業体質強化により17年3月期は大幅増益が見込めるとして、受注が豊富なことやメキシコ貢献により一段の収益向上が見込めること、二輪車向けも中国での電子燃料噴射システム需要やインドでのキャブレター需要の増加が今後見込めることなどから、中期的な見通しは明るいと解説。レーティング「2+」を継続している。

■小糸製作所 <7276>  5,280円  +60 円 (+1.2%)  本日終値
 小糸製作所<7276>が堅調。ドイツ証券は3日、同社株の投資評価「バイ」と目標株価5700円を継続した。自動運転技術の進展によりヘッドランプはドライバーが周囲を検知、認識しやすくするためだけのものから自動運転システムのカメラ、センサーの検知、認識性向上にも役立つことから高付加価値化が当面も続くとしている。また、厳しい原価低減要請には、設計段階から部品システムの機構を見直す合理的対応力を評価しており、16年3月期通期予想は会社想定線以上の着地を予想している。

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