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【市況】4日の株式相場見通し=円高傾向を嫌気して利益確定売り優勢

 4日の東京株式市場は、売りに押される展開が予想される。前日の米国株市場はNYダウが続伸したものの、外国為替市場ではドル売り円買いの流れとなっており、主力株中心に買いが手控えられる公算が大きい。前日まで今年初となる3日続伸となった日経平均だが、この間に900円を超える上昇をみせていることから、足もとは利益確定の動きが出やすい状況。米2月の雇用統計の発表を目前にしてポジション調整の売りが上値を押さえそうだ。

 2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比44.58ドル高の1万6943.90ドルと3日続伸した。ナスダック総合株価指数も、前日比4.001ポイント高の4707.423と小幅ながら3日続伸した。3日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円70銭近辺の推移と前日に比べて円高・ドル安傾向に振れている

 日程面では、1月の毎月勤労統計速報値、2月の車名別新車販売台数が発表される。海外では、米2月の雇用統計、米1月の貿易収支が焦点となる。(中村潤一)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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