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【市況】基本は一服だが、先高感から17000円意識も/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 3日のNY市場は上昇。原油安のほか、ISM非製造業で雇用指数が50下回ったことなどが嫌気されたが、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から、引けにかけて上昇に転じている。ダウ平均は44.58ドル高の16943.90、ナスダックは4.00ポイント高の4707.42。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の16845円。
 シカゴ先物にさや寄せする格好から利食い先行の展開になろう。ただし、日経平均は今年初の3日続伸となり、この3日間の上昇幅は900円を超えている。週末要因のほか、米国同様に雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすなか、想定内の一服といったところであろう。
 ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジ内での推移。一目均衡表では基準線を上放れており、雲下限に接近していることもあり、強弱感が対立しやすいところ。価格帯別出来高では16900-17100円レベルは、直近の16000-16200円に次ぐ商いの膨れている水準であり、売り買いが交錯しやすいところである。
 一方で、基準線と転換線とのクロスが発生しそうであり、遅行スパンは実線にタッチしてきており、来週にも上方転換シグナル発生が期待される。MACDは切り上がりをみせており、2月戻り高値を突破し、21ptとプラス圏を回復してきている。次第に2月戻り高値水準が意識されてくる。16800-17100円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 17100円-下限 16800円

《TM》

 提供:フィスコ

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