市場ニュース

戻る
 

【市況】個別銘柄戦略:中国金融緩和で資源関連や素材株に注目向かう


米国株安、為替の円高などを嫌気して、売り先行の展開が想定される。中国株式市場の反発が下げ渋りにつながる可能性もあるが、目先は中国の金融緩和に伴う人民元安、円高の流れが強く意識されそうだ。米国製造業関連指標の落ち込みも警戒視される。本日はISM製造業景気指数などの発表があるため、警戒感が先行しやすいとみられる。昨日の商品市場では、資源価格が総じて高くなっている。本日の東京市場では、資源関連や素材株に関心が向かっていく可能性が高い。とりわけ、今回の預金準備率引き下げは、過剰設備の圧縮を進めるといった中国政府の姿勢も意識されるところであり、中国の過剰設備解消がポジティブに作用する鉄鋼株などには期待感が高まりやすいと考える。日東電工の自社株買いは期待感が高まっていなかったことで、ポジティブなインパクトが強いだろう。NECの下方修正はストレートにネガティブな反応を想定。自動運転関連などにはあらためてテーマ物色の動きが強まる公算も。

《KS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均