【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):SCSK、ユニチャーム、ファナック、武田
■SCSK <9719> 4,350円 +60 円 (+1.4%) 本日終値
野村証券のIT・ビジネスソフトウェアセクターのリポートでは、10~12月期は多くの企業で利益計画を上回る順調な業績が確認されたと指摘。ソフトウェアの需要は、ハードウェアに比べると景気感応度が低く、今後も堅調な需要が期待できるとみて、景気に対するディフェンシブ性の高い同セクターの投資魅力度は相対的に高まると解説。システムインテグレーターではSCSK<9719>>野村総合研究所<4307>>ITホールディングス<3626>>日本ユニシス<8056>の順に、パッケージベンダーでは大塚商会<4768>>トレンドマイクロ<4704>>オービック<4684>の順に推奨している。
■島津製作所 <7701> 1,764円 +20 円 (+1.2%) 本日終値
島津製作所<7701>が続伸。TIWでは、計測機器では主力製品の販売が順調で当面大きな業績の崩れはないとみるも、指標面から割安感は見られず、株価の上昇余地は乏しいと指摘。日本や欧米の底堅い需要の継続に加え、中国を中心として新興市場でも環境・安全分野などで関連計測機器の需要が同社の今後の収益成長を支えるとの中期的な見方は不変として、レーティング「2」を継続している。
■ユニ・チャーム <8113> 2,491円 +25 円 (+1.0%) 本日終値
ユニ・チャーム<8113>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は、会社計画未達に終わった15年12月期実績を受け、16年12月期の会社計画は十分慎重と見て、会社計画を上回る営業利益の確保は可能と見るとリポートで紹介。同証券では、国内おむつ事業の販売好調は「ムーニー」ブランドの中国市場でのシェアアップを意味し、その結果、同社が中国で生産する「マミーポコ」ブランドとのカニバリが発生し、中国事業の販売回復は難しいと見て、東南アジア市場のマクロ/競争環境の改善やインド事業の収益化のスピードに注目していると解説。投資判断は「中立」を継続し、目標株価は2500円から2650円へ引き上げている。
■ファナック <6954> 16,895円 +140 円 (+0.8%) 本日終値
ファナック<6954>が3日ぶり反発。同社は中国経済の影響を大きく受け、同国のFA(ファクトリーオートメーション)需要の減速などが収益に逆風だ。しかし、足もとは売り物も枯れてきた感触で、きょうは上海株市場が前日の急落から立ち直り、下げ止まる動きをみせていることも安心感につながっている。
■武田薬品工業 <4502> 5,454円 +39 円 (+0.7%) 本日終値
武田薬品工業<4502>が3日続伸。日銀によるマイナス金利導入に伴い、企業の配当利回りに改めてスポットが当たっている。そのなか、同社株はNISAなどを活用した中長期投資前提の個人投資家などに人気が高く、高配当利回り銘柄としても注目度が高まっている。今期年間配当は180円予想で、配当利回りは3.3%弱に達している。業績も回復色が鮮明だ。15年3月期は糖尿病治療薬「アクトス」を巡る訴訟費用の計上で営業赤字に転落したが、16年3月期は米国など海外で主力製品が収益を牽引、営業損益は1200億円の黒字化を見込んでいる。
■王子ホールディングス <3861> 438円 +3 円 (+0.7%) 本日終値
王子ホールディングス<3861>が続伸。国内需要が停滞するなか、海外事業開拓に注力、新興国の紙おむつやパッケージング需要に対応したシフトを進めている。最近の円高基調は同社にとっては輸入チップなど原料コストの低下期待につながっている。セルロースナノファイバー分野でも、紙パ業界最大手としての開発力を武器に実績で先行している。
■大陽日酸 <4091> 1,039円 +6 円 (+0.6%) 本日終値
SMBC日興証券が25日付で大陽日酸 <4091> の投資判断を「3(弱気)→2(中立)」に引き上げ、目標株価を860円→1080円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、IFRS(国際会計基準)採用によるのれん償却の停止や、原油価格の下落と原発再稼働に伴う電力コストの減少を踏まえ、17年3月期の増益確度は高いと報告。また、15年の株価調整で前年に高騰した株価の水準訂正が進み、割高感が解消したとみている。
■ブロンコビリー <3091> 2,641円 +15 円 (+0.6%) 本日終値
ブロンコビリー<3091>が3日続伸。名古屋を本拠とするハンバーグ・ステーキチェーンで関東にも展開し業容を急拡大させている。ファミレスよりも高単価だが、メニューのボリュームや質でコストパフォーマンスの高さが消費者に受け入れられている。16年12月期は本業の儲けを示す営業利益が14%増の28億円と2ケタ増益で過去最高更新が続く。今期予想を含め、直近3年間の年平均利益成長率は23%弱に達する。
■NOK <7240> 1,844円 +9 円 (+0.5%) 本日終値
NOK<7240>が続伸。現在は今日の高値圏で推移している。TIWでは、シール、電子機器部品の主力2事業がともに中期的成長余地が大きいとの見方に変化はなく、株価指標面に割安感があることなどが株価の支えになると指摘。それでも、第3四半期累計決算公表時の通期業績予想の大幅下方修正のインパクトが大きいことやシール事業にも勢いがないことから当面、業績の大幅な改善を見込み難いと解説。レーティングを「2」から「2-」に引き下げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 833.9円 +1.2 円 (+0.1%) 本日終値
石油関連株が続伸。国際石油開発帝石<1605>が続伸しているほか、JXホールディングス<5020>やコスモエネルギーホールディングス<5021>が値を上げている。25日のWTI原油先物価格は続伸し、終値ベースで前日比92セント高の33ドル07セントに値を上げた。「サウジアラビアやロシアなど有力産油国が3月中旬に会合を開く」との報道が流れ、原油市場の需給改善に向けた期待が高まり買いが優勢となった。
●ストップ高銘柄
セブン工業 <7896> 123円 +30 円 (+32.3%) ストップ高 本日終値
アクロディア <3823> 339円 +80 円 (+30.9%) ストップ高 本日終値
ニックス <4243> 861円 +150 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
サイジニア <6031> 3,130円 +504 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
はてな <3930> 3,200円 +500 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
FFRI <3692> 4,110円 -1,000 円 (-19.6%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
野村証券のIT・ビジネスソフトウェアセクターのリポートでは、10~12月期は多くの企業で利益計画を上回る順調な業績が確認されたと指摘。ソフトウェアの需要は、ハードウェアに比べると景気感応度が低く、今後も堅調な需要が期待できるとみて、景気に対するディフェンシブ性の高い同セクターの投資魅力度は相対的に高まると解説。システムインテグレーターではSCSK<9719>>野村総合研究所<4307>>ITホールディングス<3626>>日本ユニシス<8056>の順に、パッケージベンダーでは大塚商会<4768>>トレンドマイクロ<4704>>オービック<4684>の順に推奨している。
■島津製作所 <7701> 1,764円 +20 円 (+1.2%) 本日終値
島津製作所<7701>が続伸。TIWでは、計測機器では主力製品の販売が順調で当面大きな業績の崩れはないとみるも、指標面から割安感は見られず、株価の上昇余地は乏しいと指摘。日本や欧米の底堅い需要の継続に加え、中国を中心として新興市場でも環境・安全分野などで関連計測機器の需要が同社の今後の収益成長を支えるとの中期的な見方は不変として、レーティング「2」を継続している。
■ユニ・チャーム <8113> 2,491円 +25 円 (+1.0%) 本日終値
ユニ・チャーム<8113>が続伸。ゴールドマン・サックス証券は、会社計画未達に終わった15年12月期実績を受け、16年12月期の会社計画は十分慎重と見て、会社計画を上回る営業利益の確保は可能と見るとリポートで紹介。同証券では、国内おむつ事業の販売好調は「ムーニー」ブランドの中国市場でのシェアアップを意味し、その結果、同社が中国で生産する「マミーポコ」ブランドとのカニバリが発生し、中国事業の販売回復は難しいと見て、東南アジア市場のマクロ/競争環境の改善やインド事業の収益化のスピードに注目していると解説。投資判断は「中立」を継続し、目標株価は2500円から2650円へ引き上げている。
■ファナック <6954> 16,895円 +140 円 (+0.8%) 本日終値
ファナック<6954>が3日ぶり反発。同社は中国経済の影響を大きく受け、同国のFA(ファクトリーオートメーション)需要の減速などが収益に逆風だ。しかし、足もとは売り物も枯れてきた感触で、きょうは上海株市場が前日の急落から立ち直り、下げ止まる動きをみせていることも安心感につながっている。
■武田薬品工業 <4502> 5,454円 +39 円 (+0.7%) 本日終値
武田薬品工業<4502>が3日続伸。日銀によるマイナス金利導入に伴い、企業の配当利回りに改めてスポットが当たっている。そのなか、同社株はNISAなどを活用した中長期投資前提の個人投資家などに人気が高く、高配当利回り銘柄としても注目度が高まっている。今期年間配当は180円予想で、配当利回りは3.3%弱に達している。業績も回復色が鮮明だ。15年3月期は糖尿病治療薬「アクトス」を巡る訴訟費用の計上で営業赤字に転落したが、16年3月期は米国など海外で主力製品が収益を牽引、営業損益は1200億円の黒字化を見込んでいる。
■王子ホールディングス <3861> 438円 +3 円 (+0.7%) 本日終値
王子ホールディングス<3861>が続伸。国内需要が停滞するなか、海外事業開拓に注力、新興国の紙おむつやパッケージング需要に対応したシフトを進めている。最近の円高基調は同社にとっては輸入チップなど原料コストの低下期待につながっている。セルロースナノファイバー分野でも、紙パ業界最大手としての開発力を武器に実績で先行している。
■大陽日酸 <4091> 1,039円 +6 円 (+0.6%) 本日終値
SMBC日興証券が25日付で大陽日酸 <4091> の投資判断を「3(弱気)→2(中立)」に引き上げ、目標株価を860円→1080円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、IFRS(国際会計基準)採用によるのれん償却の停止や、原油価格の下落と原発再稼働に伴う電力コストの減少を踏まえ、17年3月期の増益確度は高いと報告。また、15年の株価調整で前年に高騰した株価の水準訂正が進み、割高感が解消したとみている。
■ブロンコビリー <3091> 2,641円 +15 円 (+0.6%) 本日終値
ブロンコビリー<3091>が3日続伸。名古屋を本拠とするハンバーグ・ステーキチェーンで関東にも展開し業容を急拡大させている。ファミレスよりも高単価だが、メニューのボリュームや質でコストパフォーマンスの高さが消費者に受け入れられている。16年12月期は本業の儲けを示す営業利益が14%増の28億円と2ケタ増益で過去最高更新が続く。今期予想を含め、直近3年間の年平均利益成長率は23%弱に達する。
■NOK <7240> 1,844円 +9 円 (+0.5%) 本日終値
NOK<7240>が続伸。現在は今日の高値圏で推移している。TIWでは、シール、電子機器部品の主力2事業がともに中期的成長余地が大きいとの見方に変化はなく、株価指標面に割安感があることなどが株価の支えになると指摘。それでも、第3四半期累計決算公表時の通期業績予想の大幅下方修正のインパクトが大きいことやシール事業にも勢いがないことから当面、業績の大幅な改善を見込み難いと解説。レーティングを「2」から「2-」に引き下げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 833.9円 +1.2 円 (+0.1%) 本日終値
石油関連株が続伸。国際石油開発帝石<1605>が続伸しているほか、JXホールディングス<5020>やコスモエネルギーホールディングス<5021>が値を上げている。25日のWTI原油先物価格は続伸し、終値ベースで前日比92セント高の33ドル07セントに値を上げた。「サウジアラビアやロシアなど有力産油国が3月中旬に会合を開く」との報道が流れ、原油市場の需給改善に向けた期待が高まり買いが優勢となった。
●ストップ高銘柄
セブン工業 <7896> 123円 +30 円 (+32.3%) ストップ高 本日終値
アクロディア <3823> 339円 +80 円 (+30.9%) ストップ高 本日終値
ニックス <4243> 861円 +150 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
サイジニア <6031> 3,130円 +504 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
はてな <3930> 3,200円 +500 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
FFRI <3692> 4,110円 -1,000 円 (-19.6%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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