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【市況】明日の株式相場見通し=G20への期待で続伸、通貨安競争回避へ協調なるか

 あす(26日)の東京株式市場は、この日から中国・上海で始まるG20財務相・中央銀行総裁会議への期待感などを背景に、買い先行で日経平均株価は続伸を予想する。外国為替市場での円相場は引き続き1日の変動幅の大きな波乱展開が予想される。

 市場関係者からは「投資家は、G20会合での“通貨安競争回避に向けての協調”に対してある程度の期待感を持っている。もし、この協調で円高傾向に歯止めがかかれば、来週の東京株式市場は意外高の可能性もありそうだ」との見方が出ていた。

 25日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価がプラス圏で引けたことを受け、投資家の不安心理が後退。全般は内需株中心に買い戻しの動きが活発化し、日経平均株価終値は、前日比224円55銭高の1万6140円34銭と3日ぶり反発した。

 日程面では、15年国勢調査速報、1月の消費者物価指数に注目。海外では、G20財務相・中央銀行総裁会議(上海~27日)、米1月の個人消費支出、米15年10~12月期のGDP改定値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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