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【市況】来週の株式相場見通し=外部要因主導で波乱展開、G20政策協調に期待感

 来週(22~26日)の東京株式市場は、引き続き外国為替市場、原油価格、海外株式相場など外部要因の変動に大きく左右される波乱の展開が予想される。日経平均株価の想定レンジは、1万5500~1万6600円とする。来週後半には、G20財務相・中央銀行総裁会議での政策協調への期待感が強まりそうだ。

 日経平均株価は、12日の1万5000円を割り込んだ水準で底打ちムードが高まっているものの、その後の足どりは緩慢で、反転上昇機運は盛り上がりに欠けている。市場関係者からは「円相場や原油価格が連日のように、かなり大幅で変動するために、腰を落ち着けての投資が難しくなっており、海外のヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)など短期筋の売買に振り回されている」との見方が出ていた。

 ただ、こうした全体相場の間隙を縫うように、株価が比較的低位で時価総額の小さな、いわゆる材料株系の中小型に物色の矛先が向いている。これまでの全般急落地合いのなかで大幅に下落した銘柄のなかから、個人投資家の人気を集めやすいボラティリティの高い銘柄がリバウンド狙いのターゲットとなりそうだ。

 日程面では、1月の企業向けサービス価格指数、気象庁が3カ月予報(24日)、1月の消費者物価指数(26日)に注目。海外では、米1月の中古住宅販売件数、米2月のCB消費者信頼感指数(23日)、米1月の新築住宅販売件数(24日)、米1月の耐久財受注(25日)、米15年10~12月のGDP改定値(26日)、G20財務相・中央銀行総裁会議(26~27日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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