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2016年02月17日15時37分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):カシオ、東エレク、クボタ、東京製鉄

■カシオ計算機 <6952>  2,070円  +65 円 (+3.2%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付でカシオ <6952> の投資判断「オーバーウエイト(強気)」、目標株価3600円を継続したことが買い材料視された。リポートでは、外部環境の変化に対する抵抗力の強さを評価している。同社は高いブランド力を持ち需要が安定しているうえ、ムーブメントの外販をしていないため、他の日系時計2社と比べて時計市場の需要動向に対するコントロール不能な売上の比率が低いと指摘。また、為替感応度が低い点もポジティブとしている。

■ヤオコー <8279>  4,340円  +120 円 (+2.8%)  本日終値
 埼玉県中心に食品スーパーを展開するヤオコー<8279>が反発。大和証券は同社の16年3月期第3四半期(10~12月)の営業増益率鈍化は改装など、16年度以降を見据えた先行投資負担の増加によるとリポートで指摘。上方修正後の会社計画営業利益は138億円で、コンセンサスの147億円弱を下回り、先行投資負担の積み増しを考慮しても保守的との見方で、同証券予想は法人実効税率引き下げの影響も織り込み、小幅減額している。同証券は、レーティングは「3」(中立)を継続、目標株価は6000円から4700円へ引き下げている。

■東京エレクトロン <8035>  6,677円  +182 円 (+2.8%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ロジックやファウンドリからの受注拡大が顕在化してきたことに加え、今後は3D NANDの生産能力構築に向けた受注が期待できると指摘。今期取得した自己株式1540万株(発行済み株式総数に対して8.53%)は消却済みで、株主還元強化の観点から17年3月期も自己株式取得が実施される可能性は高いと予想。レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に、目標株価を7800円から9060円に引き上げている。

■全国保証 <7164>  3,295円  +80 円 (+2.5%)  本日終値
 全国保証<7164>は3日続伸。同社は全国の地銀や信用金庫などと連携して住宅ローン保証を展開、住宅市場の回復を追い風に業績は拡大基調にある。東海東京調査センターが16日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」へ引き上げ、目標株価を3820円に設定している。同調査センターでは、同社の17年3月期業績について「引き続き成長ドライバーである大手金融機関との新規提携・利用促進効果に加えて、今般の日銀による金融緩和の効果(住宅ローン金利低下に伴う住宅需要誘発)、17 年4月に予定される消費税率引き上げ前の駆け込み需要が期待される」と指摘、これが株高を支援する格好となった。

■クボタ <6326>  1,485.5円  +31 円 (+2.1%)  本日終値
 クボタ<6326>が3日続伸。カイ気配で始まったものの、その後はやや上値の重い展開となっている。同社は昨日、15年12月期決算と16年12月期業績見通しを発表。15年12月期営業利益実績は市場コンセンサスの1746億円を下回る1668億円7400万円となり、16年12月期営業利益予想は2350億円となった。これを受け、野村証券では、15年12月期はタイと周辺国で干ばつ影響を受けたとしながらも、16年12月期は米国やアジアでの拡販から堅調な業績が見込まれると指摘。シティグループ証券では、アジア農機市場における中期的な潜在成長率の高さやインド・中南米・アフリカ市場での新規開拓余地が見込めるとして、クレディ・スイス証券では、安心感の強いディフェンシブ・グロース銘柄の位置付けは不変と評価。野村証券はレーティング「バイ」を継続、目標株価を2250円から1950円に調整し、シティグループ証券ではレーティング「1」と目標株価1900円、クレディ・スイス証券はレーティング「アウトパフォーム」と目標株価2500円を継続。また、豪州大手証券ではレーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、仏系有力証券では「アウトパフォーム」から「買い」に格上げしていると観測されている。

■東京製鐵 <5423>  743円  +13 円 (+1.8%)  本日終値
 東京製鉄<5423>が3日続伸。国内大手証券が同社の株式レーティングと目標株価をそれぞれ引き上げており、買い手掛かり材料視されているようだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、同社に対する業績予想を増額修正するとリポートで紹介。スクラップ価格の低位安定によりスプレッドが従来想定より拡大することが増額修正要因、としている。また、16年3月期や17年3月期は引き続き増益基調が期待できることからレーティングを見直し、従来の「アンダーウエイト」から「ニュートラル」へ格上げし、目標株価を730円から860円へ引き上げている。ただ、さらなるスクラップ価格下落は実現性が低く、継続的な大幅増益シナリオが描きにくいとの見解を示している。

■アイシン精機 <7259>  4,485円  +40 円 (+0.9%)  本日終値
 ゴールドマン・サックス証券の自動車部品セクターのリポートでは、頭打ちの米国SAARや新興国の販売低迷を受け、2016年のグローバル自動車需要に対する見方は慎重にならざるを得ないと指摘。それでも、減税効果とはいえ世界最大の自動車市場である中国の需要増は自動車・部品メーカー各社に追い風とみて、堅調な小売と在庫積み増し局面は部品メーカーに恩恵が大きいと解説。個別では、中国への利益依存度が相対的に高いアイシン精機<7259>とトヨタ紡織<3116>に注目。特にアイシン精機は、「オートマチック・トランスミッションの構造的な成長ストーリーも魅力的」と評価している。

■いすゞ自動車 <7202>  1,123.5円  +10 円 (+0.9%)  本日終値
 いすゞ自動車<7202>が続伸。16日の取引終了後、同社が生産する中型トラックを17年メドにUDトラックス(埼玉県上尾市)へ供給することで基本合意したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。UDトラックスはスウェーデン・ボルボ傘下の商用車メーカー。既にバス事業からの撤退や小型ディーゼルエンジン事業の売却などのリストラを行っているが、これにより日本国内での中型トラック生産から撤退することになる。

■ダイキョーニシカワ <4246>  1,581円  -183 円 (-10.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 16日、DNC <4246> が筆頭株主のHCP-1号投資事業有限責任組合による1013万7000株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限152万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料。売り出し株式数が発行済み株式数の約14%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は2月24日から3月1日までのいずれかの日に決定される。なお、第三者割当増資による調達資金約25億円は設備投資に充てる。

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