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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソフトバンク、ポーラHD、オープンH、IHI

■ソフトバンクグループ <9984>  5,100円  +700 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位
 15日、ソフトバンク <9984> が発行済み株式数(自社株を除く)の14.2%にあたる1億6700万株(金額で5000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月16日から17年2月15日まで。

■マースエンジニアリング <6419>  1,990円  +161 円 (+8.8%)  本日終値
 15日、マース <6419> が発行済み株式数(自社株を除く)の6.0%にあたる100万株(金額で19億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月16日から3月31日まで。

■ポーラHD <4927>  7,960円  +630 円 (+8.6%)  本日終値
 15日、ポーラHD <4927> が決算を発表。15年12月期の連結最終利益は前の期比35.8%増の140億円に拡大して着地。続く16年12月期も前期比22.0%増の172億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期はインバウンド需要の取り込みに加え、育成ブランドの売上成長も寄与し、増収を確保する。静岡工場跡地の売却に伴い、売却益30億円が発生することも最終利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比50円増の200円に増配する方針としたことも支援材料。

■オープンハウス <3288>  1,966円  +141 円 (+7.7%)  本日終値
 15日、オープンH <3288> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.77%にあたる100万株(金額で18億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月16日から4月28日まで。

■IHI <7013>  183円  +12 円 (+7.0%)  本日終値
 IHI<7013>が続急伸。株価は業績の大幅下方修正を引き金に2月3日に急落したが、「過剰ともいえる下げの背景に空売りの仕掛けも観測されており、足もと全体相場の立ち直りをみて買い戻しを誘発した」(国内準大手証券)と指摘されている。時価200円割れの水準は依然として値ごろ感も漂い、短期資金の追随買いも誘っているもよう。同社株の業績下方修正は、原油安に伴う受注期のずれ込みなど資源エネルギー部門の低迷が影響している。その元凶である原油市況が目先底入れの兆しをみせていることで、売り叩きの手仕舞いを促した格好だ。 

■PCデポ <7618>  1,040円  +68 円 (+7.0%)  本日終値
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が大幅続伸。同社は関東を地盤とするパソコン専門店だが、有料会員数、顧客単価ともに伸びており業績は好調に推移、16年3月期は営業利益段階で前期比28.2%増の39億6000万円予想と高成長が続く見通し。東海東京調査センターでは15日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続(目標株価は1280円)でフォローしており、これが物色人気を後押ししている。「売上高については、14 年3月のWindows XP のサポート終了に伴う買い替え需要の反動減が一巡した後もパソコン販売は厳しい状況が続いているが、一方で、サービス売上高の増加に加え、物販についても競争緩和による売上総利益率の改善と、収益構造の改善が進んでいることが明らかになってきた」としている。なお、同調査センターでは、同社の17年3月期営業利益について、今期予想比25.6%増の49億円を見込んでいる。

■ミツバ <7280>  1,550円  +97 円 (+6.7%)  本日終値
 ミツバ<7280>が急伸。TIWでは、収益源であるアジア二輪車向けが底を打ったと指摘。中国では、市場の懸念に反し四輪車向け好調が持続しているとみて、16年3月期会社計画に対する第3四半期累計の計画遂行が良好と解説。国内外大手への四輪車製品拡販の進展、採算の高い二輪ACGスターターの伸び余地などを背景に、中期的業績の伸び余地は高いと評価し、レーティング「2+」を継続している。

■シスメックス <6869>  6,180円  +370 円 (+6.4%)  本日終値
 シスメックス<6869>が大幅続伸。検体検査機器大手の同社は15日、エーザイ<4523>と認知症の新たな診断薬開発で包括契約を締結した。アルツハイマー型認知症の精密診断には、患者の身体への負担や高額な検査費用が課題となっている。認知症治療薬「アリセプト」を販売するエーザイと、血液中のバイオマーカーの高感度検出に高い技術を有するシスメックスが提携することにより、血液から安価で簡単に検査できる診断薬を共同開発する方針。これを受け業容拡大に対する期待が投機筋の食指を動かす格好となった。

■MS&AD <8725>  3,024円  +165 円 (+5.8%)  本日終値
 15日、MS&AD <8725> が決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.0%減の2618億円に減って着地。ただ、通期計画の2450億円を既に6.9%上回っており、これを好感する買いが向かった。決算発表を受けて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は15日付のリポートで、期末に向けて自社株買い期待が高まり、印象はポジティブと評価。通期計画を超過した要因としては、三井住友プライマリー生命において、豪ドル金利の上昇により責任準備金負担が軽減したことを挙げている。

■アサツー ディ・ケイ <9747>  2,710円  +145 円 (+5.7%)  本日終値
 アサツーディ・ケイ<9747>が大幅続伸。15日に発表された15年12月期の連結営業利益は前の期比19.6%増の49億100万円だった。市場では前期営業利益は45億円とみており、予想を上回った。また、16年12月期の同利益予想も54億円と市場コンセンサス(51億円前後)を上回り、ポジティブ評価されている。コスト削減や子会社の日本文芸社の赤字縮小が収益増に寄与したとみられている。

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