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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マツキヨHD、竹内製作所、五洋建、ブリヂストン

■マツキヨHD <3088>  5,070円  +550 円 (+12.2%) 一時ストップ高   本日終値
 マツモトキヨシHD<3088>が4日ぶりに急反発。12日引け後に発表された2016年3月期第3四半期累計(2015年4~12月)の決算内容が好感されている。SMBC日興証券がリリースしたリポートでも、12日に発表した決算内容について、アナリストはポジティブな印象としている。「3Qはコンセンサスを大幅超過達成。株式市場の懸念を払拭する内容」と解説しており、レーティングは最上位の「1」を継続、目標株価も8300円を継続と紹介されている。今日の市場では、先週末の終値が4000円台だったマツモトキヨシHDの目標株価について、8300円を維持する強気の構えが続いている好材料との見方からも、買われている可能性がある。

■アウトソーシング <2427>  2,906円  +315 円 (+12.2%)  本日終値
 12日、アウトソシン <2427> が決算を発表。15年12月期の連結経常利益は前の期比46.7%増の32.2億円に伸びて着地。続く16年12月期も前期比58.2%増の51億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は国内大手メーカーの堅調な業績を背景に、主力の製造業やIT・建設向けの業務請負が拡大するほか、米軍基地向け人材サービスの受託も伸びる。前期に買収した子会社の業績上積みも寄与する。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7円増の42円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■竹内製作所 <6432>  1,410円  +150 円 (+11.9%)  本日終値
 竹内製作所<6432>が9日ぶりに満を持して急反発。同社は小型ショベルを主力に売り上げの98%を海外で稼ぐ異色の建機メーカーであり、為替の動向が利益面に大きな影響を与える。足もと外国為替市場ではドルが買い戻され、1ドル=113円台前半の推移となっており、輸出採算悪化懸念の後退が買い戻しを誘発している。

■五洋建設 <1893>  465円  +49 円 (+11.8%)  本日終値
 五洋建設<1893>が大幅高。同社が12日取引終了後に発表した16年3月期第3四半期累計(2015年4月~12月)の連結決算は、売上高が3620億4600万円(前年同期比25.9%増)、営業利益は164億8100万円(同2.5倍)、最終利益は64億9900万円(同56.9%増)だった。これを素直に評価する格好で物色資金が流入している。手持工事が順調に進捗したことにより、売上高が従来想定を大きく上回ったほか、利益面では国内建築工事の採算が改善したことなどが寄与している。既に16年3月期の業績予想は従来予想を増額しており、通期業績は売上高4900億円(前期比15.0%増)、営業利益193億円(同57.0%増)、最終利益75億円(同21.3%増)を見込んでいる。

■ブリヂストン <5108>  3,984円  +414 円 (+11.6%)  本日終値
 ブリヂストン<5108>が急反発。ゴールドマン・サックス証券では、短期収益は暖冬影響でコンセンサス並みに留まるものの、年後半にかけては、米国市販タイヤの数量・ミックス改善、原油安メリットの顕在化が同社株を牽引すると予想。米国SAARの成長率が鈍化するタイミングで、保有台数ベースのタイヤ市場の底堅さが選好される可能性が高いとみて、株価下値余地は限定的と解説。レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を4600円から4700円に引き上げている。

■ハローズ <2742>  2,622円  +272 円 (+11.6%)  本日終値
 ハローズ<2742>は大幅反発。同社は12日の取引終了後、16年2月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の1000億円から1056億9200万円(前期比10.5%増)へ、営業利益を36億7200万円から39億8300万円(同15.6%増)へ上方修正した。1月までの既存店売上高が前年同期比2.2%増と好調に推移し足もと業績が順調に推移していることが要因という。また、業績予想の修正に伴い、従来、普通配当8円を予定していた期末配当についても、普通配当10円と東証1部への市場変更を記念した記念配当2円の計12円にするとあわせて発表した。年間配当は20円(従来予想16円、前期16円)を予定している。

■鹿島 <1812>  701円  +72 円 (+11.5%)  本日終値
 大手ゼネコン株が猛反騰。鹿島<1812>、大成建設<1801>、大林組<1802>など大手建設株が急騰。足もとの業績は好調で、鹿島の16年3月期第3四半期(4~12月)連結営業利益は前年同期比2.4倍の592億7700万円。すでに同社の16年3月通期の予想(570億円)を上回っており増額修正は必至の情勢だ。大成建設の第3四半期の同利益は同81%増の772億4300万円だった。市場の落ち着きとともに大手ゼネコンの好業績を再評価する動きが強まっている。また、この日内閣府が発表した10~12月期の国内総生産(GDP)成長率は、物価変動を除いた実質で年率換算1.4%減だった。GDPがマイナス成長となったことを受け、市場には景気対策としての財政出動への期待感も出ている。

■東京海上 <8766>  3,723円  +373 円 (+11.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は79%増益」が好感された。
 東京海上 <8766> が2月12日大引け後(16:30)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.7%減の2502億円に減り、通期計画の3200億円に対する進捗率は5年平均の92.4%を下回る78.2%にとどまった。
  ⇒⇒東京海上の詳しい業績推移表を見る

■日本郵政 <6178>  1,381円  +138 円 (+11.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は7%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 日本郵政 <6178> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.0%減の7847億円に減ったが、通期計画の8600億円に対する進捗率は91.2%に達し、前年同期の75.6%も上回った。
  ⇒⇒日本郵政の詳しい業績推移表を見る

■飯田GHD <3291>  2,017円  +201 円 (+11.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が55%増益で着地・10-12月期も45%増益」が好感された。
 飯田GHD <3291> が2月12日大引け後(16:35)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比55.2%増の555億円に拡大し、通期計画の708億円に対する進捗率は78.4%に達し、さらに前年同期の68.6%も上回った。
  ⇒⇒飯田GHDの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 MAGHD <8073>  102円  +30 円 (+41.7%) ストップ高   本日終値
 石井工作研究所 <6314>  301円  +80 円 (+36.2%) ストップ高   本日終値
 リブセンス <6054>  325円  +80 円 (+32.7%) ストップ高   本日終値
 日本エスコン <8892>  217円  +50 円 (+29.9%) ストップ高   本日終値
 宮越ホールディングス <6620>  361円  +80 円 (+28.5%) ストップ高   本日終値
 など、35銘柄

●ストップ安銘柄
 平山 <7781>  839円  -300 円 (-26.3%) ストップ安   本日終値
 ビジョン <9416>  1,198円  -400 円 (-25.0%) ストップ安   本日終値
 エスクリ <2196>  716円  -150 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値
 3DM <7777>  536円  -100 円 (-15.7%) ストップ安   本日終値
 ETFS金属 <1676>  8,120円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、5銘柄

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