【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ 東宝
東宝の日足チャート 「株探」多機能チャートより
●東宝 <9602> 【目標株価】3500円(22日終値2890円)
「今期業績に再増額観測」
東宝に上昇期待が膨らんでいる。12日に16年2月期業績の増額修正を発表し、連結純利益は230億円から245億円(前期比9.0%増)に見直された。「妖怪ウォッチ」などの映画が好調。配当も特別配当の実施で前期比5円増の30円とする方針だ。
さらに「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」がヒットしており、市場では今2月期連結純利益は260億円前後へ再増額されるとの期待が強まっている。株価は3000円台回復からの一段高が見込めそうだ。
●日医工 <4541> 【目標株価】3000円(22日終値2535円)
「ジェネリック薬の普及促進が追い風」
同社は、ジェネリック医薬品の国内最大手。バイオシミラー(特許切れバイオ医薬品)の開発や、ジェネリック薬の海外展開を積極化している。
昨年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」で、14年度実績52%のジェネリック薬の数量シェアを、17年央に70%以上、21年3月末までのなるべく早い時期に80%以上とすることが打ち出されている。一方、バイオシミラーの新薬開発にも注力。関節リウマチなどの治療薬「インフリキシマブ」は15年9月に国内製造承認申請済み。米国でも18年に申請予定で、国際的に市場拡大が期待されている。
同社の16年3月期の連結業績は、売上高1400億円(前期比10.2%増)、営業利益125億円(同30.0%増)と過去最高益を更新する見通しだ。17年3月期もジェネリック薬の普及促進が追い風となり増益基調が想定される。
株探ニュース