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【市況】<株式トピックス>=海外投資家の売り圧力で押し目買い不発

 20日の東京株式市場は後場に入って一段安に売られた。日経平均株価終値は、前日比632円安の1万6416円となり、終値ベースの昨年来安値1万6795円(2015年1月14日)を下回った。また、日銀が2014年10月に追加金融緩和した「黒田バズーカ第2弾」発射直前の水準も割り込んだ。

 さらに、20日午後6時過ぎには、外国為替市場で1ドル=115円90銭台へと円高・ドル安が加速し、これに連動するように大阪取引所の夜間取引では、日経平均先物3月物が一段安となり、午後6時前には1万6040円まで下落する場面もあった。

 市場関係者からは「原油価格の下落で、産油国の政府系ファンド(SWF)のオイルマネーが運用資金の縮小を強いられるなど、外国人投資家の売りで需給が極端に悪化している。海外投資家の売りが継続していることからその圧力に押されて、売られ過ぎを示すテクニカル指標や、業績見通しから判断した割安感など、国内投資家の押し目買いの動機づけとなる材料が通用しなくなっている」との見方が出ていた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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