【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ジグソー、さくらネット、クックパッド、ソニー
■ジグソー <3914> 5,510円 +705 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
ジグソー<3914>がストップ高。同社は19日に、ZMP(東京都文京区)と自動運転用リアルタイムOS(基本ソフト)「IZAC-OS(アイザック・オーエス)」の共同開発をスタートさせたと発表。これが引き続き材料視されているようだ。同社は既にIZAC-OS向けオリジナルカーネルの提供を開始しており、今後両社はさまざまなセキュリティー・耐久性に関するテストを公道実験などを通して繰り返し、世界で最も強固な独自OS「IZAC-OS」を開発する計画。ZMPは自動運転向け車載コンピューター「IZAC」のOSを、今後「IZAC-OS」に移行するとしている。
■ジェイエイシ <2124> 877円 +44 円 (+5.3%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
JAC Recruitment<2124>が急伸。同社は人材紹介ビジネスを手掛け、特に外資系向け中心に高額案件で実績が高い。足もとはIT・通信関連企業向けが好調で全体業績を牽引している。19日取引終了後に発表した15年12月度の月次売上高(連結ベース)は12月単月では7億8349万円で前年同月比28.0%増と大幅な伸びを確保。月次では4月に次ぐ高い伸び率となった。これを評価するかたちで買いが流入している。
■さくらインターネット <3778> 1,345円 +64 円 (+5.0%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
さくらインターネット<3778>が急反発。ビットコインなど仮想通貨の信頼性を支える基盤技術として「ブロックチェーン」が注目されるなか、同社はITベンチャーのテックビューロと協業態勢にあり、ブロックチェーン環境を実用レベルのクラウドサービスとして一般向けに提供、フィンテック関連のコアストックとして注目場面が続く。信用取引規制がかかっており、売り残、買い残ともに減少しているが、信用倍率は15日申し込み現在で1.3倍台と依然として拮抗している。
■ブロンコビリー <3091> 2,352円 +33 円 (+1.4%) 本日終値
19日、ブロンコB <3091> が決算を発表。15年12月期の経常利益(非連結)は前の期比22.7%増の24.6億円に伸びて着地。続く16年12月期も前期比15.7%増の28.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は関東を中心に新規出店16店、既存店改装14店を計画し、16.2%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は22円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は22.2%増配とする方針としたことも支援材料。
■日本水産 <1332> 606円 +1 円 (+0.2%) 本日終値
日本水産<1332>が4日ぶり反発。ここ調整局面にあったが前日までの2日間は押し目買いも活発で、終値が始値を上回る陽線が続いていたことから買い転換の予兆があった。みずほ証券とSMBC日興証券両社ともに同社株に極めて強気な目標株価を設定しており、先高期待ムードは失われていないようだ。動脈硬化や生活習慣病予防などに効果があるEPA(エイコサペンタエン酸)の研究開発で先駆、生産工場の新設など高濃度のEPA量産に注力姿勢をみせており、引き続き買いの手掛かりとなっている。信用取組は直近売り残、買い残とも減らしているものの、信用倍率1.5倍と依然需給妙味を内包している。
■クックパッド <2193> 1,683円 -500 円 (-22.9%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率トップ
クックパッド<2193>はストップ安。同社は国内最大のレシピサイトを運営、有料会員数は順調に拡大傾向にあるほか、広告収入も好調で収益拡大が続いているが、足もと株主との経営路線を巡る対立が株価に影を落とすかたちとなっている。同社は19日、創業者で43.6%の株式を保有する佐野陽光取締役から、株主提案を受けたことを発表、佐野氏は現社長を含む全取締役の交代を要求しており、経営面の紛争を嫌気する売りが集中した。
■NEXT 原油ブル <2038> 590円 -58 円 (-9.0%) 本日終値
NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>は急落。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・イン ターミディエート)の期近2月物一時28.21ドルと03年9月以来、12年4カ月ぶりの安値に下落した。また、20日の時間外取引では一時27ドル90銭台と28ドルを割り込んだことも警戒感を呼んだ。NN原油ブルは原油価格に連動するETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを示すなどボラティリティの高さが特徴となっている。
■ソニー <6758> 2,454円 -212.5 円 (-8.0%) 本日終値
ソニー<6758>が急反落。為替相場では1ドル=117円を割り込む円高が進行しているほか、シカゴのNYダウ先物が大幅安となっていることなどが懸念されている。特に市場では、同社株に対しては「海外の年金など長期資金が売りを出しているのでは」との見方も出ている。世界的な株安のなか、ポートフォリオに占める株式比率を引き下げる動きが浮上し、同社株が売却対象となっている可能性も指摘されている。
株探ニュース
ジグソー<3914>がストップ高。同社は19日に、ZMP(東京都文京区)と自動運転用リアルタイムOS(基本ソフト)「IZAC-OS(アイザック・オーエス)」の共同開発をスタートさせたと発表。これが引き続き材料視されているようだ。同社は既にIZAC-OS向けオリジナルカーネルの提供を開始しており、今後両社はさまざまなセキュリティー・耐久性に関するテストを公道実験などを通して繰り返し、世界で最も強固な独自OS「IZAC-OS」を開発する計画。ZMPは自動運転向け車載コンピューター「IZAC」のOSを、今後「IZAC-OS」に移行するとしている。
■ジェイエイシ <2124> 877円 +44 円 (+5.3%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
JAC Recruitment<2124>が急伸。同社は人材紹介ビジネスを手掛け、特に外資系向け中心に高額案件で実績が高い。足もとはIT・通信関連企業向けが好調で全体業績を牽引している。19日取引終了後に発表した15年12月度の月次売上高(連結ベース)は12月単月では7億8349万円で前年同月比28.0%増と大幅な伸びを確保。月次では4月に次ぐ高い伸び率となった。これを評価するかたちで買いが流入している。
■さくらインターネット <3778> 1,345円 +64 円 (+5.0%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
さくらインターネット<3778>が急反発。ビットコインなど仮想通貨の信頼性を支える基盤技術として「ブロックチェーン」が注目されるなか、同社はITベンチャーのテックビューロと協業態勢にあり、ブロックチェーン環境を実用レベルのクラウドサービスとして一般向けに提供、フィンテック関連のコアストックとして注目場面が続く。信用取引規制がかかっており、売り残、買い残ともに減少しているが、信用倍率は15日申し込み現在で1.3倍台と依然として拮抗している。
■ブロンコビリー <3091> 2,352円 +33 円 (+1.4%) 本日終値
19日、ブロンコB <3091> が決算を発表。15年12月期の経常利益(非連結)は前の期比22.7%増の24.6億円に伸びて着地。続く16年12月期も前期比15.7%増の28.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は関東を中心に新規出店16店、既存店改装14店を計画し、16.2%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は22円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は22.2%増配とする方針としたことも支援材料。
■日本水産 <1332> 606円 +1 円 (+0.2%) 本日終値
日本水産<1332>が4日ぶり反発。ここ調整局面にあったが前日までの2日間は押し目買いも活発で、終値が始値を上回る陽線が続いていたことから買い転換の予兆があった。みずほ証券とSMBC日興証券両社ともに同社株に極めて強気な目標株価を設定しており、先高期待ムードは失われていないようだ。動脈硬化や生活習慣病予防などに効果があるEPA(エイコサペンタエン酸)の研究開発で先駆、生産工場の新設など高濃度のEPA量産に注力姿勢をみせており、引き続き買いの手掛かりとなっている。信用取組は直近売り残、買い残とも減らしているものの、信用倍率1.5倍と依然需給妙味を内包している。
■クックパッド <2193> 1,683円 -500 円 (-22.9%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率トップ
クックパッド<2193>はストップ安。同社は国内最大のレシピサイトを運営、有料会員数は順調に拡大傾向にあるほか、広告収入も好調で収益拡大が続いているが、足もと株主との経営路線を巡る対立が株価に影を落とすかたちとなっている。同社は19日、創業者で43.6%の株式を保有する佐野陽光取締役から、株主提案を受けたことを発表、佐野氏は現社長を含む全取締役の交代を要求しており、経営面の紛争を嫌気する売りが集中した。
■NEXT 原油ブル <2038> 590円 -58 円 (-9.0%) 本日終値
NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>は急落。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・イン ターミディエート)の期近2月物一時28.21ドルと03年9月以来、12年4カ月ぶりの安値に下落した。また、20日の時間外取引では一時27ドル90銭台と28ドルを割り込んだことも警戒感を呼んだ。NN原油ブルは原油価格に連動するETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを示すなどボラティリティの高さが特徴となっている。
■ソニー <6758> 2,454円 -212.5 円 (-8.0%) 本日終値
ソニー<6758>が急反落。為替相場では1ドル=117円を割り込む円高が進行しているほか、シカゴのNYダウ先物が大幅安となっていることなどが懸念されている。特に市場では、同社株に対しては「海外の年金など長期資金が売りを出しているのでは」との見方も出ている。世界的な株安のなか、ポートフォリオに占める株式比率を引き下げる動きが浮上し、同社株が売却対象となっている可能性も指摘されている。
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