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【通貨】来週の為替相場見通し=中国GDPが相場左右、117円台の往来離脱が焦点

 来週の外国為替市場のドル円相場は、19日に発表される中国の国内総生産(GDP)の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=116円50~118円50銭。今週は前半に一時的に116円台後半に突っ込む場面があったが、全般は117円20銭前後~118円40銭前後の一進一退相場が続いた。原油価格の下落と中国景気不安がくすぶるなか、上値は重い展開が続いた。

 来週のポイントは19日に予定されている中国GDPとなりそうだ。市場では、前年同期比6.9%成長と前期と同水準を予想する見方が出ている。7%前後の成長となれば、市場には安心感が出る可能性もある。同日には中国12月鉱工業生産や小売売上高の発表が予定されており、中国指標が注目を集めそうだ。その結果次第で、117円台を中心とする往来圏が続くドル円相場が上下のどちらかに振れる可能性がある。

 来週は、20日に米12月住宅着工戸数、米消費者物価指数、22日に米中古住宅販売件数が発表される。欧州中央銀行(ECB)理事会が21日に開催される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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