【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):パソナG、アイサンテク、ニプロ、住友商
■パソナグループ <2168> 725円 -84 円 (-10.4%) 本日終値 東証1部 下落率4位
パソナグループ<2168>が急落。同社は13日取引終了後に、16年5月期第2四半期累計(15年6月~11月)の連結決算を発表。営業利益は10億7200万円(前年同期比10.3%減)となり、従来計画の13億円から下振れしての着地となった。売上高は1276億200万円(同12.1%増)で、従来計画1290億円に届かず。インソーシング(委託・請負)やアウトソーシングのなど多くのセグメントで増収を確保したが、M&Aや業容拡大に伴い販管費が増加したことなどが利益の足かせとなった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■アイサンテクノロジー <4667> 6,830円 -790 円 (-10.4%) 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>が急反落。昨年12月以降、自動運転関連の代表格として買われていた反動に加えて、ZMP(東京都文京区)の新規上場が遠のいたのと観測などもあり、年初からの売り先行の展開が続いている。この日は、下値サポートとして意識されていた25日線を割り込んだことで、見切り売りも加速しているようだ。
■ニプロ <8086> 1,140円 -99 円 (-8.0%) 本日終値 東証1部 下落率9位
13日、ニプロ <8086> が250億円のユーロ円建ての新株予約権付き社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことが売り材料。調達資金は過去に発行した無担保普通社債の償還に充て、金融費用の最小化や今後の変動リスク軽減を図る。転換価格は1462円。発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は10.03%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。
■ジェイアイエヌ <3046> 4,135円 -350 円 (-7.8%) 本日終値
ジェイアイエヌ<3046>が大幅反落。ドイツ証券は、同社が13日引け後に発表した16年8月期第1四半期決算について、好調な内容であったと指摘。中期的な成長軸の実現に向けた海外展開(中国、米国)、「JINS MEME」などの新しい商品カテゴリーの展開を積極的に評価しているほか、JINS業態は拡大余地が豊富にあると考えると解説している。ただ、国内JINS業態の競争力優位性の本格発揮は道半ばとみて、今後は国内眼鏡小売業界の圧倒的な勝ち組として、「さらなる飛躍に期待したい」とし、現時点でレーティング「バイ」、目標株価5600円を継続している。
■MonotaRO <3064> 2,784円 -221 円 (-7.4%) 本日終値
MonotaRO<3064>が急反落。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリースしたことが確認されている。同証券は、同社の15年12月期営業利益は会社計画比やや上振れの着地を予想するものの、10月までの売上好調を受けてコンセンサスがまだ高止まりしている点は短期的に注意が必要と指摘。ただ、16年12月期はコストの伸び率が平準化するため営業増益率も平準化(鈍化)するとみるものの、増益率は依然高く、長期見通しにも変化はないと解説。投資評価「1」、目標株価3300円を継続している。
■住友商事 <8053> 1,123.5円 -68.5 円 (-5.8%) 本日終値
住友商事<8053>が急落。同社は13日、マダガスカル共和国で進めるニッケル開発プロジェクトにおいて投資回収することが困難となり、16年3月期に770億円の減損損失を計上すると発表、これがネガティブサプライズとなった。16年3月期の最終損益は2300億円の黒字を見込んでいたが、「未定」に変更した。資源価格の下落が同社など大手商社株の収益環境に強い逆風となっている。同社についても他の案件でのさらなる減損計上懸念が見切り売りを助長している。
■不二越 <6474> 463円 -27 円 (-5.5%) 本日終値
不二越<6474>が反落。同社は14日前場取引終了後に16年11月期の連結業績予想を発表した。売上高は2250億円(前期比3.0%増)、営業利益は195億円(同2.9%増)、最終利益は120億円(同3.5%増)を見込んでいる。同社は自動車向けを主力とする工具・ベアリング大手。米国をはじめ先進国の堅調な自動車生産を背景に好調に収益を伸ばした。ただ、事前の市場の期待には届かず、引き続き売りが優勢となっている。15年11月期連結決算は売上高2185億3500万円(前の期比0.1%増)、営業利益189億4500万円(同2.0%増)、最終利益115億9300万円(同16.7%増)だった。
■エーザイ <4523> 7,242円 -413 円 (-5.4%) 本日終値
エーザイ<4523>が大幅反落。野村証券はリポートで、抗がん剤Lenvimaの腎細胞がんの適応追加時期が早まったことを受けて、腎細胞がんの業績貢献は17年1~3月期から始まり、18年3月期の業績に大きく寄与するとみて、売上高・営業利益の業績予想を引き上げ、レーティング「ニュートラル」と目標株価8000円を継続。「次の注目点は日本での承認申請であろう」と解説している。
■村田製作所 <6981> 14,485円 -825 円 (-5.4%) 本日終値
国内大手証券の電子部品業界のリポートでは、16年はITハードウェアのクラウド型アーキテクチャへの移行が引き続き重要テーマになると指摘。中国でクラウド・インフラを拡充する動きが活発化、米国や中国でEV普及に向けた動きが活発化することを新たな業界動向として注目し、クラウド網を活用した配車サービスやカー・シェアリングサービスはEVとの相性が良いと解説。中国など、これからモータリゼーションが拡大する新興国を舞台に、サービスの開発競争が本格化するとみて、クラウド網を使うサービスを支える部品、事業買収機会を捉える企業に注目。注目銘柄として、無線の村田製作所<6981>、電池、パワーエレクトロニクスのTDK<6762>、車載分野の買収期待で日本電産<6594>、デュアルカメラ用センサやアクチュエータとインターフェース技術で躍進が期待されるアルプス電気<6770>を紹介している。
■コスモス薬品 <3349> 17,200円 -860 円 (-4.8%) 本日終値
コスモス薬品<3349>が反落。SMBC日興証券では、上期営業利益は予想をやや上回ったものの、サプライズはないと指摘。自社競合が厳しい九州は下期から出店が減少、同社の既存店売上は徐々に回復へ向かうとみて、株価のアップサイドがセクター中位のため、レーティング「2」を継続。目標株価は1万7600円から1万8800円に引き上げている。
株探ニュース
パソナグループ<2168>が急落。同社は13日取引終了後に、16年5月期第2四半期累計(15年6月~11月)の連結決算を発表。営業利益は10億7200万円(前年同期比10.3%減)となり、従来計画の13億円から下振れしての着地となった。売上高は1276億200万円(同12.1%増)で、従来計画1290億円に届かず。インソーシング(委託・請負)やアウトソーシングのなど多くのセグメントで増収を確保したが、M&Aや業容拡大に伴い販管費が増加したことなどが利益の足かせとなった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■アイサンテクノロジー <4667> 6,830円 -790 円 (-10.4%) 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>が急反落。昨年12月以降、自動運転関連の代表格として買われていた反動に加えて、ZMP(東京都文京区)の新規上場が遠のいたのと観測などもあり、年初からの売り先行の展開が続いている。この日は、下値サポートとして意識されていた25日線を割り込んだことで、見切り売りも加速しているようだ。
■ニプロ <8086> 1,140円 -99 円 (-8.0%) 本日終値 東証1部 下落率9位
13日、ニプロ <8086> が250億円のユーロ円建ての新株予約権付き社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことが売り材料。調達資金は過去に発行した無担保普通社債の償還に充て、金融費用の最小化や今後の変動リスク軽減を図る。転換価格は1462円。発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は10.03%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。
■ジェイアイエヌ <3046> 4,135円 -350 円 (-7.8%) 本日終値
ジェイアイエヌ<3046>が大幅反落。ドイツ証券は、同社が13日引け後に発表した16年8月期第1四半期決算について、好調な内容であったと指摘。中期的な成長軸の実現に向けた海外展開(中国、米国)、「JINS MEME」などの新しい商品カテゴリーの展開を積極的に評価しているほか、JINS業態は拡大余地が豊富にあると考えると解説している。ただ、国内JINS業態の競争力優位性の本格発揮は道半ばとみて、今後は国内眼鏡小売業界の圧倒的な勝ち組として、「さらなる飛躍に期待したい」とし、現時点でレーティング「バイ」、目標株価5600円を継続している。
■MonotaRO <3064> 2,784円 -221 円 (-7.4%) 本日終値
MonotaRO<3064>が急反落。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリースしたことが確認されている。同証券は、同社の15年12月期営業利益は会社計画比やや上振れの着地を予想するものの、10月までの売上好調を受けてコンセンサスがまだ高止まりしている点は短期的に注意が必要と指摘。ただ、16年12月期はコストの伸び率が平準化するため営業増益率も平準化(鈍化)するとみるものの、増益率は依然高く、長期見通しにも変化はないと解説。投資評価「1」、目標株価3300円を継続している。
■住友商事 <8053> 1,123.5円 -68.5 円 (-5.8%) 本日終値
住友商事<8053>が急落。同社は13日、マダガスカル共和国で進めるニッケル開発プロジェクトにおいて投資回収することが困難となり、16年3月期に770億円の減損損失を計上すると発表、これがネガティブサプライズとなった。16年3月期の最終損益は2300億円の黒字を見込んでいたが、「未定」に変更した。資源価格の下落が同社など大手商社株の収益環境に強い逆風となっている。同社についても他の案件でのさらなる減損計上懸念が見切り売りを助長している。
■不二越 <6474> 463円 -27 円 (-5.5%) 本日終値
不二越<6474>が反落。同社は14日前場取引終了後に16年11月期の連結業績予想を発表した。売上高は2250億円(前期比3.0%増)、営業利益は195億円(同2.9%増)、最終利益は120億円(同3.5%増)を見込んでいる。同社は自動車向けを主力とする工具・ベアリング大手。米国をはじめ先進国の堅調な自動車生産を背景に好調に収益を伸ばした。ただ、事前の市場の期待には届かず、引き続き売りが優勢となっている。15年11月期連結決算は売上高2185億3500万円(前の期比0.1%増)、営業利益189億4500万円(同2.0%増)、最終利益115億9300万円(同16.7%増)だった。
■エーザイ <4523> 7,242円 -413 円 (-5.4%) 本日終値
エーザイ<4523>が大幅反落。野村証券はリポートで、抗がん剤Lenvimaの腎細胞がんの適応追加時期が早まったことを受けて、腎細胞がんの業績貢献は17年1~3月期から始まり、18年3月期の業績に大きく寄与するとみて、売上高・営業利益の業績予想を引き上げ、レーティング「ニュートラル」と目標株価8000円を継続。「次の注目点は日本での承認申請であろう」と解説している。
■村田製作所 <6981> 14,485円 -825 円 (-5.4%) 本日終値
国内大手証券の電子部品業界のリポートでは、16年はITハードウェアのクラウド型アーキテクチャへの移行が引き続き重要テーマになると指摘。中国でクラウド・インフラを拡充する動きが活発化、米国や中国でEV普及に向けた動きが活発化することを新たな業界動向として注目し、クラウド網を活用した配車サービスやカー・シェアリングサービスはEVとの相性が良いと解説。中国など、これからモータリゼーションが拡大する新興国を舞台に、サービスの開発競争が本格化するとみて、クラウド網を使うサービスを支える部品、事業買収機会を捉える企業に注目。注目銘柄として、無線の村田製作所<6981>、電池、パワーエレクトロニクスのTDK<6762>、車載分野の買収期待で日本電産<6594>、デュアルカメラ用センサやアクチュエータとインターフェース技術で躍進が期待されるアルプス電気<6770>を紹介している。
■コスモス薬品 <3349> 17,200円 -860 円 (-4.8%) 本日終値
コスモス薬品<3349>が反落。SMBC日興証券では、上期営業利益は予想をやや上回ったものの、サプライズはないと指摘。自社競合が厳しい九州は下期から出店が減少、同社の既存店売上は徐々に回復へ向かうとみて、株価のアップサイドがセクター中位のため、レーティング「2」を継続。目標株価は1万7600円から1万8800円に引き上げている。
株探ニュース