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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):いちごHD、ビックカメラ、関電化、ケネディクス

■いちごHD <2337>  377円  +26 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 13日、いちごHD <2337> が16年2月期の連結経常利益を従来予想の124億円→132億円に6.5%上方修正。増益率が70.9%増→81.9%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。不動産再生事業で予定していなかった不動産を売却したことに加え、不動産の賃料収入や太陽光発電の売電収入が想定を上回ることが上振れに貢献する。同時に発表した15年3-11月期(第3四半期累計)実績の同利益は124億円で、修正した通期計画に対する進捗率が93.9%に達しており、さらなる上振れを期待する買いも向かった。

■芙蓉総合リース <8424>  5,720円  +350 円 (+6.5%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 芙蓉総合リース<8424>が全体悪地合いの間隙を縫って続急伸。同社は、みずほ系の不動産リース会社で不動産のほかに産業機械や航空機、医療機器向けなどを手掛け業績は好調に推移している。16年3月期最終利益は前期比13%増の160億円を見込んでいるが、第2四半期(4~9月)時点で102億1900万円と進捗率は63%に達しており、上方修正期待が強い。東海東京調査センターが13日付で同社のレーテーィングを「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を6970円に設定しており、これを材料視する買いが集まった。同調査センターでは、リース差引利益の増加、営業外損益の改善、貸倒関連費用の低位安定などを理由に、芙蓉リースの16年3月期通期の最終利益を前回予想の152億円から195億円に増額している。

■東祥 <8920>  3,395円  +175 円 (+5.4%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 東祥<8920>が5日続伸。ドイツ証券は13日、同社株の投資判断を新規「バイ」とし、目標株価を3900円に設定した。同社はスポーツクラブ、ホテル、不動産賃貸を営み、営業利益率も25%と高水準であり「会社も顧客も健康な高収益企業」と指摘している。スポーツクラブ事業「ホリデイスポーツクラブ」、ビジネスホテル事業「ABホテル」を手掛け、新規開発を進めることで、さらなる成長が期待できると予想。15年3月期営業利益43億円に対し、今後5年間平均の営業利益成長率は21%を見込んでいる。

■ビックカメラ <3048>  1,065円  +50 円 (+4.9%)  本日終値
 13日、ビックカメラ <3048> が決算を発表。16年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比70.4%増の33.8億円に拡大して着地したことが買い材料。インバウンド需要の取り込みが奏功し、調理家電や理美容家電などの販売が好調だったうえ、医薬品・日用品も大きく伸びたことが寄与。

■エス フーズ <2292>  2,138円  +88 円 (+4.3%)  本日終値
 13日、SFOODS <2292> が決算を発表。16年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比2.2%増の62億円で着地したことが買い材料視された。作業効率の改善や提案型販売の強化が奏功した小売部門と、ステーキレストランの拡大を進めた外食部門の収益が向上したことが寄与。上期(3-8月)の同利益は2.6%減益だったことから、増益確保を好感する買いが向かった。

■関東電化工業 <4047>  965円  +39 円 (+4.2%)  本日終値
 関東電化工業<4047>は悪地合いの間隙を縫って続急伸。IT化が進展する自動車向けなどに半導体特殊ガス需要が旺盛。中国などで急速に拡大するEV需要も同社が手掛ける六フッ化リン酸リチウムなど車載向け電池材料の売り上げを後押ししている。16年3月期は営業利益段階で前期比69%増の78億円と高変化を見込むが。市場関係者の間では増額修正余地が大きいとみられている。

■東洋建設 <1890>  526円  +13 円 (+2.5%)  本日終値
 東洋建設<1890>が続伸。同社はきょう、JFEエンジニアリングとの共同企業体でミャンマー港湾公社からティラワ港コンテナターミナル建設工事を約138億円で受注したことを明らかにした。この工事は、国際協力機構(JICA)を通じて供与する有償資金協力(円借款)として実施されるもの。工期は915日で、同社にとって同国では2件目、かつ最大規模の工事となる。

■ケネディクス <4321>  413円  +7 円 (+1.7%)  本日終値
 13日、ケネディクス <4321> が15年12月期の連結経常利益を従来予想の75億円→90億円に20.0%上方修正。増益率が17.1%増→40.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。不動産市場の好況を背景に、アセットマネジメント事業で受託資産の取得報酬が伸びたうえ、不動産投資事業の収益も拡大したことが利益上振れにつながった。

■ナガワ <9663>  3,700円  -685 円 (-15.6%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ
 ナガワ<9663>が一時ストップ安。13日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「ホールド」から「セル」、目標株価を2800円から2750円に引き下げた。建築現場数の伸び悩みなどによるレンタル需要の停滞に加え、モジュール・システム建築の伸びも従来予想を下回ると指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の40億円(前期実績37億7100万円)に対して従来予想の45億4000万円から39億5000万円へ、来期予想を49億1000万円から41億5000万円へ引き下げている。

■サイゼリヤ <7581>  2,506円  -385 円 (-13.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 サイゼリヤ<7581>が大幅反落。同社は13日の取引終了後、16年8月期の第1四半期(15年9月~11月)連結決算を発表。売上高は359億6300万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は17億1200万円(同33.8%増)、純利益は10億9300万円(同20.0%増)を計上、サービス強化を含めた既存店対策や国内外における継続的な新規出店が寄与し大幅な増益となったが、全般の地合い悪から値を崩す動きとなっている。通期業績は売上高1474億円(前期比5.8%増)、営業利益84億円(同11.8%増)、純利益46億円(同21.9%増)と従来見通しを据え置いた。

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