【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):NTN、村田製、郵船、ブロッコリー
■NTN <6472> 446円 -25 円 (-5.3%) 本日終値
NTN<6472>は昨年来安値を更新。ゴールドマン・サックス証券では、産機需要の急激な鈍化と在庫圧縮の遅れや欧州での特損発生など同社への逆風は強かったと指摘。ドライブシャフト事業を中心としたマージン改善、一時費用が一服する16年度以降のフリーキャッシュフローおよびCROCIとROE改善を市場は過小評価していると判断し、「悪材料の出尽くしに期待」と解説。レーティングを「買い」から「コンビクション買い」に引き上げ、目標株価は700円から620円に引き下げている。
■村田製作所 <6981> 14,755円 -815 円 (-5.2%) 本日終値
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株への売りが継続。いずれも年明けから一度も高い日がなく、きょうで6日続落と調整色が強い。米アップル社のiPhone最新モデルの減産見通しが有力サプライヤーである同銘柄群への売り圧力に反映されている。ただ、下げ幅は縮小傾向にあり、足もとは値ごろ感からの押し目買いも想定される場面だ。米国では前日のアップル株が続伸と下げ止まる動きをみせていることもポジティブに働く可能性がある。
■日本郵船 <9101> 262円 -13 円 (-4.7%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株の下げが目立つ。中国の景気減速が意識されるなか、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の低迷が際立っている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で14ポイント安の415と6日続落、1985年指数開設以来の最安値更新が続いている。海運セクターにもこれを嫌気するかたちで売りが継続している。
■ワキタ <8125> 922円 -44 円 (-4.6%) 本日終値
ワキタ<8125>が6日続落。同社は8日の取引終了後、16年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の600億円から581億円(前期比0.8%増)へ、営業利益を87億円から69億円(同20.1%減)へ、純利益を55億円から44億円(同18.4%減)へ下方修正、これを嫌気する動き。建機事業では、賃貸部門が微増に止ったことや、販売部門でも消費税増税前の駆け込み需要の反落があったことなどが影響している。
■ニチイ学館 <9792> 804円 -38 円 (-4.5%) 本日終値
ニチイ学館<9792>が3日続落。SMBC日興証券では、上期のトレンドから大きな変化はなく、介護事業は引き続き厳しい状況が続いていると指摘。COCO塾の大幅な損益改善はみられないものの、第3四半期決算自体は概ね会社計画線で進捗、第4四半期での介護スタッフの確保およびそれによる売上強化が焦点になると解説。16年3月期第3四半期営業利益は4億円、第3四半期累計営業赤字は7000万円を予想し、レーティング「2」と目標株価を960円を継続している。
■大阪チタ <5726> 2,168円 -102 円 (-4.5%) 本日終値
クレディ・スイス証券のチタンセクターのリポートでは、ファンダメンタルズは明らかに改善に向かい、17年3月期のチタン業界の増益確度は高くなったと指摘。株価と相関性が高い「スポンジ価格とスクラップ価格の差」は着実に改善 (縮小)、大幅に下落した現状株価は買い好機と考え、売上高の約20%を占める電力代が、原油価格の下落に伴う燃料費調整単価下落により大きく値下がりしてきていることも好材料と解説。セクター投資判断「オーバーウエイト」と大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>のトップピックを継続している。
■第一生命保険 <8750> 1,774円 -80.5 円 (-4.3%) 本日終値
第一生命保険<8750>が大幅に7営業日続落。ゴールドマン・サックス証券は、8日場中に稲垣精二経営企画部長登壇のセルサイド向けミーティングに参加したとのリポートをリリース。第3四半期は収益・利益状況安定的も足元の動きに警戒、経済環境は資本充足率目標達成に逆風、17年4月以降の平準払い商品値上げの影響は限定的、をポイントとして挙げ、上期決算発表(11月13日)以降の金利変動や株安を反映し、16年3月末予想EVを5.78兆円から5.57兆円へ引き下げ、目標株価を2840円から2610円へ引き下げている。ただ、投資判断は「買い」を継続している。
■積水ハウス <1928> 1,819円 -81.5 円 (-4.3%) 本日終値
積水ハウス<1928>が6日続落。クレディ・スイス証券では、投資対象としての同社の魅力は、他社を上回るインカムゲイン(配当利回り、総還元利回り)を提供するうえ、利益成長による株価の上昇が期待できること、と指摘。主な増益要因は、国内における請負事業の粗利率向上、国際事業における利益成長と考え、住宅セクターのなかで最もアップサイドがあると解説。レーティング「アウトパフォーム」と目標株価2600円を継続している。
■トクヤマ <4043> 231円 -10 円 (-4.2%) 本日終値
トクヤマ<4043>が7日続落。クレディ・スイス証券では、同社の業績や株価のカタリストとされる太陽電池用ポリシリコンスポット市況は、現在のキャッシュコストを下回っているため、トクヤママレーシアの営業赤字は18年3月期まで残ると指摘。スポット市況低迷が続くと、マレーシア2期プラントの減損リスクが来期以降は懸念材料になるとみて、レーティングを「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ。目標株価は220円を継続している。
■ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 本日終値
ブロッコリー<2706>がストップ高。同社は8日の取引終了後、KLab<3656>との業務提携を発表、これを好感する動き。業務の第1弾サービスとして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発を開始し、両社の関連事業(プロモーション、イベント運営等)においても、相互に協力関係を構築していく。
●ストップ高銘柄
SJI <2315> 61円 +30 円 (+96.8%) ストップ高 本日終値
インフォテリア <3853> 1,342円 +300 円 (+28.8%) ストップ高 本日終値
ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 2,627円 +500 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
フィスコ <3807> 452円 +80 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値
など、11銘柄
●ストップ安銘柄
ダイト <4577> 2,705円 -700 円 (-20.6%) ストップ安 本日終値
フリークアウト <6094> 2,322円 -500 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
買取王国 <3181> 570円 -100 円 (-14.9%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース
NTN<6472>は昨年来安値を更新。ゴールドマン・サックス証券では、産機需要の急激な鈍化と在庫圧縮の遅れや欧州での特損発生など同社への逆風は強かったと指摘。ドライブシャフト事業を中心としたマージン改善、一時費用が一服する16年度以降のフリーキャッシュフローおよびCROCIとROE改善を市場は過小評価していると判断し、「悪材料の出尽くしに期待」と解説。レーティングを「買い」から「コンビクション買い」に引き上げ、目標株価は700円から620円に引き下げている。
■村田製作所 <6981> 14,755円 -815 円 (-5.2%) 本日終値
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株への売りが継続。いずれも年明けから一度も高い日がなく、きょうで6日続落と調整色が強い。米アップル社のiPhone最新モデルの減産見通しが有力サプライヤーである同銘柄群への売り圧力に反映されている。ただ、下げ幅は縮小傾向にあり、足もとは値ごろ感からの押し目買いも想定される場面だ。米国では前日のアップル株が続伸と下げ止まる動きをみせていることもポジティブに働く可能性がある。
■日本郵船 <9101> 262円 -13 円 (-4.7%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株の下げが目立つ。中国の景気減速が意識されるなか、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の低迷が際立っている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で14ポイント安の415と6日続落、1985年指数開設以来の最安値更新が続いている。海運セクターにもこれを嫌気するかたちで売りが継続している。
■ワキタ <8125> 922円 -44 円 (-4.6%) 本日終値
ワキタ<8125>が6日続落。同社は8日の取引終了後、16年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の600億円から581億円(前期比0.8%増)へ、営業利益を87億円から69億円(同20.1%減)へ、純利益を55億円から44億円(同18.4%減)へ下方修正、これを嫌気する動き。建機事業では、賃貸部門が微増に止ったことや、販売部門でも消費税増税前の駆け込み需要の反落があったことなどが影響している。
■ニチイ学館 <9792> 804円 -38 円 (-4.5%) 本日終値
ニチイ学館<9792>が3日続落。SMBC日興証券では、上期のトレンドから大きな変化はなく、介護事業は引き続き厳しい状況が続いていると指摘。COCO塾の大幅な損益改善はみられないものの、第3四半期決算自体は概ね会社計画線で進捗、第4四半期での介護スタッフの確保およびそれによる売上強化が焦点になると解説。16年3月期第3四半期営業利益は4億円、第3四半期累計営業赤字は7000万円を予想し、レーティング「2」と目標株価を960円を継続している。
■大阪チタ <5726> 2,168円 -102 円 (-4.5%) 本日終値
クレディ・スイス証券のチタンセクターのリポートでは、ファンダメンタルズは明らかに改善に向かい、17年3月期のチタン業界の増益確度は高くなったと指摘。株価と相関性が高い「スポンジ価格とスクラップ価格の差」は着実に改善 (縮小)、大幅に下落した現状株価は買い好機と考え、売上高の約20%を占める電力代が、原油価格の下落に伴う燃料費調整単価下落により大きく値下がりしてきていることも好材料と解説。セクター投資判断「オーバーウエイト」と大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>のトップピックを継続している。
■第一生命保険 <8750> 1,774円 -80.5 円 (-4.3%) 本日終値
第一生命保険<8750>が大幅に7営業日続落。ゴールドマン・サックス証券は、8日場中に稲垣精二経営企画部長登壇のセルサイド向けミーティングに参加したとのリポートをリリース。第3四半期は収益・利益状況安定的も足元の動きに警戒、経済環境は資本充足率目標達成に逆風、17年4月以降の平準払い商品値上げの影響は限定的、をポイントとして挙げ、上期決算発表(11月13日)以降の金利変動や株安を反映し、16年3月末予想EVを5.78兆円から5.57兆円へ引き下げ、目標株価を2840円から2610円へ引き下げている。ただ、投資判断は「買い」を継続している。
■積水ハウス <1928> 1,819円 -81.5 円 (-4.3%) 本日終値
積水ハウス<1928>が6日続落。クレディ・スイス証券では、投資対象としての同社の魅力は、他社を上回るインカムゲイン(配当利回り、総還元利回り)を提供するうえ、利益成長による株価の上昇が期待できること、と指摘。主な増益要因は、国内における請負事業の粗利率向上、国際事業における利益成長と考え、住宅セクターのなかで最もアップサイドがあると解説。レーティング「アウトパフォーム」と目標株価2600円を継続している。
■トクヤマ <4043> 231円 -10 円 (-4.2%) 本日終値
トクヤマ<4043>が7日続落。クレディ・スイス証券では、同社の業績や株価のカタリストとされる太陽電池用ポリシリコンスポット市況は、現在のキャッシュコストを下回っているため、トクヤママレーシアの営業赤字は18年3月期まで残ると指摘。スポット市況低迷が続くと、マレーシア2期プラントの減損リスクが来期以降は懸念材料になるとみて、レーティングを「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ。目標株価は220円を継続している。
■ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 本日終値
ブロッコリー<2706>がストップ高。同社は8日の取引終了後、KLab<3656>との業務提携を発表、これを好感する動き。業務の第1弾サービスとして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発を開始し、両社の関連事業(プロモーション、イベント運営等)においても、相互に協力関係を構築していく。
●ストップ高銘柄
SJI <2315> 61円 +30 円 (+96.8%) ストップ高 本日終値
インフォテリア <3853> 1,342円 +300 円 (+28.8%) ストップ高 本日終値
ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 2,627円 +500 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
フィスコ <3807> 452円 +80 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値
など、11銘柄
●ストップ安銘柄
ダイト <4577> 2,705円 -700 円 (-20.6%) ストップ安 本日終値
フリークアウト <6094> 2,322円 -500 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
買取王国 <3181> 570円 -100 円 (-14.9%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース