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【市況】<株式トピックス>=FOMC後の市場の受け止め方に関心

 11日の東京株式市場は、前日までの下げの反動もあって押し目買いや買い戻しが優勢となった。日経平均株価終値は、前日比183円93銭高の1万9230円48銭と4日ぶり反発した。

 きょう市場関係者のあいだで話題となっていたのは、来週の現地15~16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表内容に対する市場の反応についてだ。

 中堅証券の投資情報部では「既に織り込み済みとされている米利上げへの転換だが、これによって、米株式市場や外国為替市場がどうゆう反応を示すのはが気懸り。その意味では、声明文での今後の利上げペースに関する方針なども注視したい」としている。

 利上げ開始を受けて素直にドル高・円安が進行するのか、逆に“材料出尽し”との受け止めが優位となって、ドルが売られて円高が進行するのかによって、東京株式市場には大きな開きが出かねない。

 ただ、NYダウ平均株価がここ数日1万7500円を固める展開にあるのに比べて、日経平均株価は先行して下落しており、これ以上の下落幅は軽微に収まるのではとの見方も出ている。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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