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【市況】東京株式(大引け)=191円安、原油安、欧米株安受け続落

 9日の東京株式市場は売りが優勢で始まり、寄り後に下げ渋る場面はあったものの、その後は次第安の展開となり、日経平均株価は11月6日以来約1カ月ぶりの安値水準に沈んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比191円53銭安の1万9301円07銭と続落。東証1部の売買高概算は20億4346万株、売買代金概算は2兆3940億9000万円。値上がり銘柄数は371、対して値下がり銘柄数は1442、変わらずは110銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧州株が軒並み大きく売られ、米国株市場でもNYダウが大幅続落したことでリスク回避の流れが継続した。原油価格が約7年ぶりの安値水準に沈んでいることが株式市場でも警戒されている。取引時間中はアジア株が総じて軟調に推移したことや、外国為替市場で1ドル=122円台後半に円高傾向に振れたこともマイナス材料となった。今週末11日のメジャーSQを前に指数絡みでボラティリティが高まり、日経平均は200日移動平均線を大きく下回って、一時230円強下げる場面もあった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ピジョン<7956>が大きく売られ、日本郵政<6178>も安い。KLab<3656>が急落、ITホールディングス<3626>、TOWA<6315>も大幅下落した。ビックカメラ<3048>、日本カーボン<5302>も値を下げた。半面、トヨタ自動車<7203>が売買代金断トツで堅調、任天堂<7974>も買いが優勢だった。神栄<3004>が続急伸、日本CMK<6958>も値を飛ばした。オリエントコーポレーション<8585>が大幅高、アサツーディ・ケイ<9747>も値を上げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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