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2015年11月04日15時35分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):淀川鋼、TDK、ダイハツ、豊田織

■淀川製鋼所 <5451>  2,280円  +224 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 淀川製鋼所<5451>が急反騰。同社は4日前場取引終了後に、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1810億円から1610億円(前期比8.5%減)へ、最終損益を32億円の黒字から35億円の赤字(前期26億1700万円の黒字)へ下方修正した。しかし、株価は足もとの業績悪を織り込みながら前日まで6日連続安で17%以上も下げており、目先悪材料出尽くしとみた買い戻しを誘発した。きょうは、前日の原油市況高などを映してエネルギー・石油関連を筆頭に非鉄、鉄鋼など市況関連株が大きく切り返しており、その流れも味方する格好となった。

■東海カーボン <5301>  349円  +30 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 2日、東海カ <5301> が15年12月期の連結経常利益を従来予想の44億円→50億円に13.6%上方修正。増益率が5.3%増→19.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。主力のカーボンブラックが原料油価格の低下による販売価格の下落などで売上は計画を下回るものの、コスト低減に加え、円安による採算改善や為替差益の発生などが利益を押し上げる。

■TDK <6762>  8,510円  +580 円 (+7.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 TDK<6762>が大幅に4日続伸。大和証券は2日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は9500円から9700円に見直している。同証券では「構造良化と戦略明確化」をポジティブに評価。16年3月期の連結営業利益は前期比38%増の1000億円と会社予想(950億円)を上回り、過去最高益を更新すると予想。従来稼ぎ頭だった磁気応用製品の利益構成比は大きく落ち込む一方、「薄型電池の勝ち逃げ戦略」や「高周波部品の独自戦略」「TMRセンサーの立ち上げ」といった各事業の独自戦略を評価している。株価は6月下旬から20%強下落し、17年3月期の予想PERで12倍台と割安水準にあることも材料視している。

■前田工繊 <7821>  971円  +59 円 (+6.5%)  本日終値
 2日、前田工繊 <7821> が決算を発表。15年9月期の連結経常利益は前の期比8.1%増の35.9億円に伸びて着地。続く16年9月期も前期比5.8%増の38億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も自動車ホイール事業で引き続きアルミ鍛造ホイールの需要が好調で、11.3%の大幅増収を見込む。土木工事などのインフラ事業の収益回復も増益に貢献する。

■ダイハツ工業 <7262>  1,540円  +79 円 (+5.4%)  本日終値
 ダイハツ工業<7262>が急反発。同社は2日の取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1兆7700億円から1兆7000億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を1000億円から800億円(同27.7%減)へ、純利益を600億円から470億円(同31.0%減)へ下方修正した。国内売り上げ台数の減少やインドネシア市場の状況などが影響しているが、悪材料視されていない。9月9日からは新型軽乗用車「キャスト」を発売、多様化するユーザーニーズに対応すべく「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」の3つのバリエーションを同時に開発しており、下期は新型車の寄与が期待される。

■豊田自動織機 <6201>  6,500円  +330 円 (+5.4%)  本日終値
 豊田自動織機<6201>が急反発。ゴールドマン・サックス証券は2日、同社株の「買い(コンビクション・リスト)」を継続するとともに、目標株価を8100円から8200円に引き上げた。先月30日に発表された16年3月期第2四半期(7~9月)の営業利益は378億円と同証券予想(340億円)を上回った。産業車両事業やコンプレッサー事業が収益増に寄与した。また、2日に開催された決算説明会では、事業の選択と集中を進めると表明したことを前向きに評価。特に、事業売却益の使途として自社株買いを選択肢として排除しないと言及したことに対して、「従来の株主還元策から一歩踏み込んだ発言はポジティブ」としている。

■アイホン <6718>  1,895円  +93 円 (+5.2%)  本日終値
 アイホン<6718>が急伸。同社はインターホンの業界トップメーカーだが、北米でセキュリティーニーズを背景にネットワーク対応型商品が好調に売り上げを伸ばしており、業績は好調に推移している。2日の後場取引時間中に発表した、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結売上高は202億7300万円(前年同期比3.8%増)、最終利益は10億3300万円(同63.2%増)と大幅な伸びを示した。2日後場は全体相場急落場面で買い人気に結び付かなかったが、きょうは地合いの改善に合わせて見直し買いが流入している。

■マルハニチロ <1333>  1,902円  +84 円 (+4.6%)  本日終値
 2日、マルハニチロ <1333> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比12.2%増の76.6億円に伸びて着地したことが買い材料。農薬混入事件のあった群馬工場の再稼働や値上げ効果などで、加工事業の採算が急改善したことが寄与。高水準の在庫に加え、輸配送の料金適正化が奏功した物流事業も増益に貢献した。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,181円  +45.5 円 (+4.0%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源開発関連株や昭和シェル石油<5002>、出光興産<5019>など石油株が軒並み高。ブラジル最大の石油産業労働組合が無期限ストライキに突入したことや、リビアの石油ターミナル閉鎖などが原油市況の上昇に反映、北米指標であるWTI原油価格は3日に1ドル76セント高の1バレル=47ドル90セントに急反騰、これを受けて3日の米国株式市場ではエネルギー関連株が総じて買われ、全体相場上昇の牽引役となった。この流れを引き継ぐかたちで東京市場でも原油高が収益メリットをもたらすセクターに買いが向かっている。

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