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【市況】NY株式:ダウは113ドル高、良好な経済指標を好感もバイオ銘柄に売り


25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は113.35ドル高の16314.67、ナスダックは47.98ポイント安の4686.50で取引を終了した。昨日開催されたイエレンFRB議長の講演を受けて米国経済に楽観的な見方が広がり、買いが先行。4-6月GDP確報値が上方修正されたほか、9月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を上振れたことも好感され、堅調推移となった。しかしながら、今週ヒラリー・クリントン前国務長官が医薬品価格の抑制に取り組む姿勢を表明したことへの懸念から、ヘルスケア・バイオ銘柄が売られ、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや銀行が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

クリントン前国務長官の医薬品価格抑制への取り組みを嫌気して医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)やアムジェン(AMGN)などのバイオ銘柄を手放す動きが目立った。検索大手のグーグル(GOOGL)は米当局から携帯端末メーカーへのアンドロイドOS提供時条件などに関して調査を受けていることが報じられ、売られた。一方でスポーツ用品のナイキ(NKE)は決算内容が好感され上昇。飲料メーカーのコカコーラ(KO)は、ドイツ銀行の買い推奨を受け買われた。

本日、携帯端末のアップル(AAPL)がiPhone 6sシリーズの販売を開始しており、週末の販売台数の発表に注目が集まっている。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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