市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=308円高、9月末権利取りの買い映す

 25日の東京株式市場は、朝高後に軟化し、後場に入り再び買い気が強まる値動きの荒い展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比308円68銭高の1万7880円51銭と3日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は26億4224万株、売買代金概算は2兆8054億9000万円。値上がり銘柄数は1583、対して値下がり銘柄数は255、変わらずは61銘柄だった。後場に地合いが好転、全体の8割超の銘柄が上昇した。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて売られたものの買い優勢でスタート、しかし、世界景気減速に対する懸念や独フォルクスワーゲンの排ガス不正問題などを背景に買いが続かず、その後は軟化し日経平均は1万7500円を割り込む場面もあった。しかし、後場に入ると一転、買いが再び優勢に。昼に安倍首相と日銀の黒田総裁が首相官邸で会談したことを受け、追加金融緩和期待が市場を巡ったほか、9月中間期末で機関投資家の配当再投資などの思惑が売り方の買い戻しを誘発、不動産や電力ガス、金融など内需株を中心に大きく切り返し、結局高値引けとなった。
 個別では、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>などメガバンクが商いを伴い上昇、双日<2768>、野村HD<8604>なども高い。JPHD<2749>が急伸、ユアテック<1934>も値を飛ばした。長谷工<1808>、東京建物<8804>なども物色人気。関西電力<9503>、古河機金<5715>も高い。半面、日本電産<6594>が値を下げ、村田製<6981>も軟調。シャープ<6753>、パイオニア<6773>が売られ、日本ガイシ<5333>も安い。オリンパス<7733>も下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均