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有賀泰夫の有望株リサーチ


●プリマハム <2281>
―中間決算を機に上昇が本格化するか?―

 この1ヵ月間、日経平均株価TOPIXは横ばいから若干マイナスで推移していますが、これまでとは逆に、儲けやすい相場になってきたといえます。それまでの相場では、いい業績発表が出ても株価は上がらず、実際は悪くないのに悪く見えれば売られると散々だった内需株も、今はその遅れを取り戻そうと、勢いがついています。

 ここからいよいよ本格的に2月期、3月期決算企業の中間決算発表が始まりますが、素直に業績に反応する相場が期待できます。ただし、この半年ほど、景気は着実に悪くなっていますので、今までは業績が良くても今後悪くなる会社には十分注意が必要です。

 とは言っても、それはそう簡単なことではありません。ただし、景気が減速するとダメになる会社は止めておく、PERが実力に比して高い株に手を出さないなどのちょっとした注意により投資の結果は全く異なることになるでしょう。

 さて、そんな中から今回はプリマハム <2281> を紹介します。これまでもここ数年何度かこのコラムに登場している銘柄です。前回紹介したのは8月9日その前は4月3日に登場しました。プロのアナリストでもカバーしている専門家は少ないのですが、この10年で内容は様変わりになっています。

 実は内需株でありながら、4月に紹介した後も着実に株価は右肩上がりを辿ってきましたが、いよいよ本格的に上昇が始まった感じがあります。特に第2四半期決算は好調そうですので、その辺りからさらに本格的に評価される可能性もあります。

(9月28日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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