ソフトバンクGは4日ぶり反落、米ハイテク株安で出資先のアリババは8%安に
ソフトバンクグループ<9984>は4日ぶりに下値を探る展開となっている。同社株は5月下旬以降戻り足を強めていたが、目先利益確定を急ぐ動きが出ている。前日に行われたECB理事会の結果を受け、世界的に金融引き締めに対する警戒感が高まっており、米国でも10年債利回りの上昇を背景にハイテク株への売り圧力が強まった。そのなか、ナスダック総合株価指数は2.7%強の下落で主要株価3指数の中でも最も下落率が大きかった。ソフトバンクGは米ハイテク株に積極投資を行っている関係でナスダック市場との株価連動性が高く、足もと風向きが悪くなっている。また、前日は同社が出資する中国電子商取引大手のアリババ集団<BABA>が8%安と急落しておりこれを嫌気する売りが優勢となっている。
出所:MINKABU PRESS
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