リリカラがストップ高カイ気配、上期時点で通期利益予想を大幅超過

　リリカラ<9827>に買い資金が集中、ストップ高カイ気配で張り付いている。壁装材や床材、カーテンなどインテリア卸の大手で、訪日外国人の急増や２０２０年の東京五輪を控え、都心中心にホテルの増設や改装需要が旺盛、収益好環境を享受している。同社が７月３１日取引終了後に発表した１５年１２月期第２四半期累計（１～６月）の単独売上高は１９０億８２００万円（前年同期比６．６％増）、営業損益は４億９６００万円の黒字（前年同期６６００万円の赤字）、最終損益は２億７０００万円の黒字（同１億４９００万円の赤字）だった。会社側では、通期営業利益２億９０００万円（同５６．９％増）、最終利益１億円（同８８．５％増）を見込んでいるが、既に大幅に超過している状況で、これが短期資金の流入を誘発した。豊田通商<8015>が筆頭株主で経営不安に乏しく、ＰＢＲ０．３倍台は割安感が際立つ点も大きな強みとなっている。

リリカラの株価は１０時１６分現在２３５円（△５０円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）