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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9719 SCSK

東証P
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来週の株式相場に向けて=「米利下げはいつか」が次の焦点に

 2023年も残すところあと1カ月となり、年末・年始相場を意識する局面となってきた。11月は月間で2628円(8.5%)高と上昇幅は20年11月以来、3年ぶりの水準となった。この大幅高の反動もあり、日経平均株価は7月3日の年初来高値(3万3753円)の更新を前に一進一退状態となっている。この高値圏での足踏みに関しては「11月に大幅高を演じるなか、新たな買いを入れるには材料不足の状態」(アナリスト)との声が出ている。

 市場には、11月の急伸場面でチャート上では3万3000円前後に窓が空いており、その前後までの値幅調整を予想する見方も出ている。新値抜けにはもう少し時間がかかり、来年の年初以降を予想する声もある。

 その一方、新たに上値を買い上げる材料となると期待されているのが、米利下げ期待だ。市場は、米利上げ終了はすでに織り込んでいる。その一方、利下げに関しては現時点では来年5月を5割近い確率で予想している。この確率がより高まるのか、あるいは3月利下げへと期待が高まるのかが注目点だ。

 今晩はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に発言機会があるが、12月は来週8日の米11月雇用統計や12~13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が相場を左右することになりそうだ。

 米利下げ期待が高まれば、長期金利低下とともに東京エレクトロン<8035>など半導体関連株を中心とするグロース株への買いが見込める。ただ、為替の円高が進む公算もあるだけに内需系成長株のSCSK<9719>や野村総合研究所<4307>のようなデジタルトランスフォーメーション(DX)関連株などもマークしたい。

 上記以外のイベントでは来週は5日に米11月ISM非製造業景況感指数、米10月JOLTS求人件数、6日に米11月ADP雇用統計、7日に中国11月貿易収支などが発表される。国内では5日に11月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。8日にはメジャーSQ(先物などの特別清算指数算出日)を迎え、7~9月国内総生産(GDP)改定値も発表される。12月IPOが始まり、4日にアスマーク<4197>、6日にQPS研究所<5595>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万3100~3万3800円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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