海運株への資金シフト目立つ、バリュー株優位で郵船は1万円大台を回復
日本郵船<9101>が3日続伸でフシ目の1万円大台を回復したほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など大手海運株が揃って上昇。きょうは前日の米国株市場でハイテク株に売りが目立ったこともあり、東京市場でも半導体関連などグロース株(成長株)への風当たりがきつくなっているが、一方でPERや配当利回りなどに着目したバリュー株への資金シフトの傾向がみられる。海運大手は、今期減益見通しながら高配当を維持することで、インカムゲイン狙いの買いが断続的に入っている。きょうはハイテク株が買いにくい環境にあり、海運株はバリュー株の象徴として投資資金を誘導している。
出所:MINKABU PRESS
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