トヨタは売り優勢も押し目買い観測、急速な円安で売買代金も急増
トヨタ自動車<7203>は売り優勢の展開ながら2000円トビ台では押し目買い意欲も旺盛となっている。注目されるのは同社株の売買代金で、きょうは全上場企業のなかで日本郵船<9101>やレーザーテック<6920>と首位を争う状況にある。
外国為替市場ではドル買い・円売りの動きが加速し、足もと1ドル=139円台半ばまで円安が進行、98年8月末以来となる1ドル=140円をつけるかどうかにマーケットの関心が高まっている。そのなか、製造業のなかでも為替感応度で群を抜く同社にとって、円安進行は収益面で強力な追い風材料だ。同社の23年3月期通期の想定為替レートについては第1四半期決算発表時に1ドル=130円に修正したが、それでも実勢よりも9円以上円高の設定で、為替メリットに対する思惑が買いの根拠となっている。一方、一部メディアを通じて車用鋼材値上げの話が伝わっており、これは車両価格の上昇につながり価格転嫁となれば売れ行きにも影響を与えそうで、株価にはネガティブに働きやすい。
出所:MINKABU PRESS
外国為替市場ではドル買い・円売りの動きが加速し、足もと1ドル=139円台半ばまで円安が進行、98年8月末以来となる1ドル=140円をつけるかどうかにマーケットの関心が高まっている。そのなか、製造業のなかでも為替感応度で群を抜く同社にとって、円安進行は収益面で強力な追い風材料だ。同社の23年3月期通期の想定為替レートについては第1四半期決算発表時に1ドル=130円に修正したが、それでも実勢よりも9円以上円高の設定で、為替メリットに対する思惑が買いの根拠となっている。一方、一部メディアを通じて車用鋼材値上げの話が伝わっており、これは車両価格の上昇につながり価格転嫁となれば売れ行きにも影響を与えそうで、株価にはネガティブに働きやすい。
出所:MINKABU PRESS