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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7453 良品計画

東証P
2,541.5円
前日比
+76.5
+3.10%
PTS
2,529.9円
23:22 05/10
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.4 2.38 1.57 2.48
時価総額 7,136億円
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明日の株式相場に向けて=半導体株不振のなか一筋の光明

 12日の株式市場は、日経平均株価が方向感に欠ける展開。特に、後場は前日終値を挟んでの一進一退が続き結局、日経平均株価は前日比4円安で取引を終えた。今晩には9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、明日には注目の米9月消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、様子見姿勢が強まるのは当然だった。

 そんななか、異彩を放ったのがこの日新規上場(IPO)を果たしたソシオネクスト<6526>だ。同社は、富士通<6702>とパナソニック ホールディングス<6752>の部門が統合した半導体企業。今年4月の東証再編後、プライム市場へ直接上場する初の銘柄として注目されていた。

 前日にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%安となり、2年ぶりの安値圏に落ち込むなど相場環境は振るわなかった。しかし、同社株は公開価格3650円を約5%上回る3835円で初値をつけた。セカンダリー(流通)市場に移ってからも買い人気は続き、結局、4200円の高値引けで初日の取引を終えた。資金吸収額は約770億円、上場時の時価総額は1200億円となる「今年最大のIPO」だったが、半導体株が総崩れとなるなかでの堅調な値動きには感嘆の声が上がった。

 特定の顧客や製品にあわせたSoC(システム・オン・チップ)の設計・開発を行っている。電気自動車(EV)自動運転向けなどへの成長期待が高いことから海外投資家からの引き合いが強く、海外向けを中心に決議時に比べ売り出し株数を増やしての登場だった。国内機関投資家からも「長期的視点から魅力的な銘柄」との声が出ていたが、この日の値動きは相場を取り巻く逆風を吹き飛ばした格好だ。

 もちろん明日以降の上昇を保証するものではないが、この軟調地合いのなかで逆行高を演じたIPO銘柄の存在は、市場全体に活気を与えそうだ。

 明日の相場を眺めると、米9月CPIに関心は集中しそうで今日と同様に様子見姿勢が続くかもしれない。明日は9月国内企業物価が発表されるほか、良品計画<7453>などの決算発表が予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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