ナガイレーベン---16年8月期営業利益2.9%増、今期は連続過去最高の売上達成目指す
ナガイレーベン<7447>は6日、2016年8月期決算は、売上高が前期比2.4%増の165.37億円、営業利益が同2.9%増の49.50億円、経常利益が同3.0%減の49.37億円であったが、これは2015年8月期に為替差益が2.26億円計上され、2016年8月期は為替差損が0.7億円計上されたことによる。当期純利益が同1.1%増の32.62億円だった。売上高は従来計画通りの着地となったが、営業利益、経常利益、当期純利益については計画を上回っての着地だった。
17年8月期通期については売上高が前期比2.8%増の170.00億円、営業利益が同3.1%増の51.06億円、経常利益が同4.3%増の51.50億円、当期純利益が同8.2%増の35.28億円を見込んでいる。各市場への高機能・高感性の付加価値新商品群の投入により市場活性化とともにシェアアップを図り、各地域ともに増収を計画、連続して過去最高の売上達成を目指す。
生産に関しては、国内の人手不足に対応すべく加工賃の引き上げを実施し優良人材確保を行うことで、QR体制の強化と小ロット多品種生産への対応力の強化を図る。また海外への生産シフトの推進及びインドネシア中部ジャワに移管した新規海外生産拠点の生産性の向上と品質の安定化を図る。
資本政策については、グループの強固な財務体質の強みを生かし、配当性向を同社単体の純利益の5割程度とする方針を維持するほか、必要に応じて自己株式の取得等を積極的に実施する方針である。
《TN》
提供:フィスコ