信用
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7374 コンフインタ

東証G
1,548円
前日比
+9
+0.58%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.2 1.79 3.55
時価総額 103億円
比較される銘柄
TWOST, 
イントループ, 
パソナG
決算発表予定日

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コンフィデンス Research Memo(7):デジタルエンターテイメント領域への展開を目指す


■コンフィデンス<7374>の成長戦略

2. 長期成長戦略
(1) 対象市場の拡大
業界・エリア・形態の多様化・拡大を図り、ゲーム業界特化からWeb・エンターテイメント領域への進出を推進していく方針だ。業界の多様化としては、主力のゲーム業界に加え、その周辺領域であるエンターテイメント・Web業界での人材ビジネス展開を進める。エリア拡大としては、知名度向上と事業規模拡大を目的に、1~3年以内に福岡・大阪に拠点を設置する予定であるほか、将来的には海外展開も視野に入れている。形態の多様化としては、人材派遣・人材紹介と契約形態の異なるフリーランス領域に参入していく。フリーランスとのネットワーク形成による高スキル人材のチーム組成と多様なサービス展開を目指す。弊社では海外進出に期待している。現時点では海外進出の時期など具体的なことは未定であるが、M&Aを活用した海外展開などもあり得ると弊社は見ている。

(2) 受託事業の拡大による知見の蓄積
受託事業は主にゲームタイトルのデバッグ業務を受託しているが、メディア関連の受託サービスを拡大し、人材プールの規模・多様性を拡大することで、多様な人材サービスの提供を目指している。メディア関連の受託サービスとしては、ゲーム会社が新タイトルを発売する際のプロモーション支援(SNSやインフルエンサーによる集客)や、ゲーム会社またはゲームタイトルを対象としたオウンドメディア開発・運用代行を実施する。また、人材プールの規模・多様性としては、プロモーション支援、デバッグ支援のほか、翻訳、開発など様々な受託業務をこなすことで、多様な人材プールを確保していく。このほか、社員相互に新たなスキルを身に付ける機会を得られるようLab(laboratory)を設置し、ここで得たスキルを使った新たなサービスを提供する方針だ。

(3) マッチング範囲の拡大・高度化
同社は、マッチングソリューションを拡大することでデジタルエンターテイメント領域への展開を目指している。具体的には、ゲーム会社とのネットワークを利用して、ゲーム業界のXR技術と様々な業種の企業をマッチングするとともに、人材派遣事業・受託事業で蓄積したノウハウによりマッチング後の企業に対して知見を持った人材が支援することで、様々な企業を対象にしたデジタルエンターテイメント領域に進出することを目標としている。既存顧客であるゲーム会社とゲーム会社の技術をビジネスに活用したい他業界の企業をマッチングすることのみならず、プロモーションや人材支援も併せて提供することにより、様々な業種の企業へアプローチしていく。近年急速に浸透しているメタバースとゲーム業界のスキルは親和性が高いことから、同社及びクリエイターのノウハウを生かしたデジタルエンターテイメント領域への進出は、実現可能性が高く、2022年5月12日に発表した役員人事はゲーム業界への知見を持つ役員のみならず、IT業界への知見も豊富な役員を加えていることから同領域への進出を意図したものであると弊社では見ている。既存の事業資産を活用し、新たな人的チャネルを利用した多角化戦略と言え、将来像がイメージできる魅力的な成長戦略であると評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《YM》

 提供:フィスコ

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