トヨタなど自動車株が底堅さ発揮、4月自動車生産落ち込むも足もとの円安は追い風
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>はやや軟調ながら底堅さを発揮している。国内自動車メーカー8社の4月の世界生産は前年同月を2割強下回るなど、中国・上海ロックダウンによるサプライチェーンリスクが浮き彫りとなったが、株価面では織り込みが進んでいる。また、足もとで1ドル=127円台後半まで円安が進んでいることは、輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株には有利に働く。トヨタの23年3月期通期の想定為替レートは1ドル=115円と厳しくみており、実勢はそれより10円以上の円安で推移していることで、収益上振れ要因として意識されやすい。
出所:MINKABU PRESS
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