レーザーテックは売り買い交錯、空売り筋の買い戻しと目先筋の利益確定売りが交錯
レーザーテック<6920>は朝方高く始まったものの、その後は上値の重い展開で前日終値近辺でのもみ合い。前日にフシ目となっていた2万円大台ラインをクリアしたが、空売り筋の買い戻しと目先筋の利益確定売りが交錯している。テクニカル的には8月上旬につけた戻り高値2万2160円を目指す展開。ここ日米株式市場では売り込まれた半導体関連株へのショートカバーが顕在化しており、東京市場では全上場企業の中で売買代金首位の座をキープする同社株がその象徴となっている。半導体市況は軟化しているものの株価面では織り込みが進んでおり、米金融引き締め政策の打ち止め感も意識されるなか、足もとで風向きは変わっている。同社は半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しているが、23年6月期第1四半期(22年7~9月)決算が来週31日に予定されており、この内容にもマーケットの関心は高い。
出所:MINKABU PRESS
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