シャープが大幅高、２年２カ月ぶり３００円台を指呼の間に

　シャープ<6753>が大幅高、８．９％高の２９４円まで上値を伸ばし２０１４年１１月下旬以来、約２年２カ月ぶりの３００円台回復を視野に捉えてきた。台湾・鴻海精密工業傘下で経営再建を進めているが、ここ最近になって損益は改善方向にあることが確認され投機資金の買い攻勢につながった。

　鴻海と共同出資する液晶パネルメーカーの堺ディスプレイプロダクトが、世界最大級の液晶パネル工場を中国の広州市に新設することを発表しており、これが物色人気を増幅させている。攻めの経営姿勢を背景に業績本格回復への期待感が高まっている。売買代金は東証２部できょうも断トツの水準をこなしており、個人投資家中心に市場の注目度の高さを反映している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）