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6727 ワコム

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23.4 2.18 3.36 11.33
時価総額 906億円
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決算発表予定日

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ワコム---2Qは黒字転換。通期でも2ケタ増収、黒字転換を見込む。次期代表取締役も来期に向け始動


ワコム<6727>は7日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.4%増の406.89億円、営業利益が15.01億円(前年同期は8.98億円の損失)、経常利益が16.42億円(同10.21億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が16.74億円(前年同期は12.26億円の損失)だった。

ブランド製品事業の売上高は前年同期比16.1%増の224.42億円、営業利益は24.3%増の25.49億円となった。クリエイティブビジネスでは、前期に発表したプロのクリエーター向け新製品などが売上拡大に貢献し、前年同期から順調に売上を伸ばした。コンシューマビジネスでは6月に発表したマイクロソフト社と共同開発の「Bamboo Ink(バンブー インク)」が、北米を中心に売上を好調に伸ばしたことなどから、売上は前年同期から大きく増加した。ビジネスソリューションでは、北米の金融機関向け販売などが好調な一方、欧州での競争関係の変化や前期にあった大型案件の反動減により、売上はほぼ前年同期並みとなった。

テクノロジーソリューション事業の売上高は前年同期比26.6%増の179.02億円、営業利益は同97.5%増の35.31億円となった。スマートフォン向けペン・センサーシステムは、サムスン電子の新モデル向けの量産出荷が順調に始まった一方、旧モデルへの需要が消失した影響から、売上は前年同期を下回った。タブレット・ノートPC向けペン・センサーシステムでは、アクティブES方式デジタルペン製品が、タブレットメーカー各社から高い評価を得て採用が拡大しており、売上は前年同期を大幅に上回った。また、EMR方式デジタルペン製品も、教育市場向けなどで売上を拡大した。
2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が13.4%増の809.00億円、営業利益が29.00億円、経常利益が31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が19.30億円と11月1日に発表した上方修正の数値を据え置いている。

また、同日に開催された決算説明会では、次期代表取締役(2018年4月1日付就任予定)に選定された取締役 井出 信孝氏より来期以降の方針骨子が表明され、ワコムのビジョンを継承し第2章を創っていくこと、独自のエコシステムを持つ大手IT企業とも連携してデジタルインクとペンをコアとした技術革新を推進すること、技術革新と顧客との関係深化を伴う投資は今後も行うがコストの最適化を図り利益重視の経営を行うことなどが、コメントされた。

《MW》

 提供:フィスコ

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