タカトリが逆行高、貸株調達による空売り急増で買い戻し圧力働く
タカトリ<6338>が全般下げ相場に逆行、一時8000円台を回復した。同社は半導体向けなどを中心に精密切断加工を行うマルチワイヤーソーを主力商品とするが、脱炭素への取り組みや電気自動車(EV)シフトを背景に次世代パワー半導体への需要が高まるなか、SiC材料切断加工装置で抜群の商品競争力を発揮、グローバル・ニッチトップ企業として存在感を示す。
業績は22年9月期に営業利益段階で前の期比3.5倍化の13億5100万円と急変貌したが、23年9月期も同利益は前期比63%増の22億円を見込むなど高成長トレンドが続く。株価は10月下旬を境に急騰局面に突入し、今週明けの11月28日に9760円の上場来高値を形成、その後は調整局面に入った。しかし、下値抵抗力の強さも際立つ。増し担保規制や、日証金での貸株申し込み制限の対象となっているが、直近では貸株調達による空売りが高水準に膨らんでおり、目先はその買い戻しが株価に浮揚力を与えている。
出所:MINKABU PRESS
業績は22年9月期に営業利益段階で前の期比3.5倍化の13億5100万円と急変貌したが、23年9月期も同利益は前期比63%増の22億円を見込むなど高成長トレンドが続く。株価は10月下旬を境に急騰局面に突入し、今週明けの11月28日に9760円の上場来高値を形成、その後は調整局面に入った。しかし、下値抵抗力の強さも際立つ。増し担保規制や、日証金での貸株申し込み制限の対象となっているが、直近では貸株調達による空売りが高水準に膨らんでおり、目先はその買い戻しが株価に浮揚力を与えている。
出所:MINKABU PRESS