信用
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6176 ブランジスタ

東証G
617円
前日比
+20
+3.35%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.0 3.58
時価総額 89.9億円
決算発表予定日

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ブランジスタ Research Memo(5):EC運営のサポートサービスをワンストップで提供


■事業内容

3. ソリューション事業
日本のEC市場は新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)を経ても成長を続けていると言われる一方、競争も激化しており、ECサイト運営企業は成長と効率化を同時に実現する必要に迫られている。こうしたECサイト運営企業のなかで、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonといったモールに出店しているECサイトを中心に、ブランジスタ<6176>は売上増加や販路拡大、リピート率の向上、受注増加、海外販売などの支援サービスを提供している。同社の強みは、2,000社以上のECサイトを運営した経験で得たノウハウをベースにしており、こうしたノウハウをECサイトの運営代行を行う「ECサポートpro」、在庫一元管理ASP「まとまるEC店長」、サイト制作・運営、コンサルティング、分析、プロモーションといったECサイト運営に関わるサービスを顧客の戦略やニーズに合わせてワンストップで提供しているところにある。さらに、システムやツールを提供するだけでなく経験あるディレクターが顧客先の一員のように、ECサイトの売上拡大と必要な業務を提案し、その時々の市場の変化や企業の成長ステージに合わせた業務・サービスを柔軟かつ迅速に提供する、人の手を介した高付加価値サービスが評価されている。以下は、代表的なサービスである「ECサポートpro」「まとまるEC店長」「ブランジスタ物流」などである。

(1) 「ECサポートpro」
人手不足や技術・知識不足、販促ノウハウ不足のECサイト運営企業に対し、サイトの運営代行からコンサルティング、ECサイトのデザイン・制作、ウェブプロモーションなどECサイトに必要な業務をトータルでサポートしている。特徴は、豊富な実績とノウハウ、充実したサポート体制、質の高いPDCAサイクル、幅広い対応業務にある。同社は、2005年からの長いECサイト運営の実績によって圧倒的に豊富なノウハウを蓄積してきたため、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonといったモールがそれぞれに有する独自の仕様を使いこなして効果を発揮することができる。そして、運営を主導する担当ディレクターがECサイト運営企業に入り込んで一緒に考え行動することで、運営・制作人員の確保、制作業務の実施、アクセス解析、改善点の提案など質の高いPDCAを回し、ECサイト運営企業の課題を解決して目標達成に導いている。そのほか、ECサイト運営の一部業務を受託する場合でも、毎月のように変わるクライアントが必要とする業務に柔軟に対応するなど、ECサイト運営に関するあらゆる課題に対して、月額固定費のなかで様々なニーズに合わせて解決にあたっている。以上から、ECサポートサービスは特に付加価値の高いサービスとなっている。

(2) 「まとまるEC店長」
商品登録・在庫管理・受注管理といった業務を効率化する一元管理ASPを提供している。月額9,800円からと非常に低価格で、同社サービスのエントリーツールにもなっている。低価格にもかかわらず機能は充実しており、在庫管理では、24時間365日の複数モールの在庫連携を自動化することで在庫回転率を上げ、販売機会ロスを削減している。商品管理では、商品情報の編集やデータの書き出し、複数モールへの複製が自由に行え、複数モールの商品ページを一括で管理することができる。受注管理では、複数モールの受注を一元化することで、配送処理・帳票出力からメールの送信といった様々な業務を効率化している。また、料金不要で各モールの仕様変更に迅速に対応、専任の担当者による電話での問い合わせサポートもある。このため、複数店舗を運営するなかで発生する煩雑な業務など、様々な問題の解決を図るシステムとして最適ということができ、楽天RMS正式パートナーにも認定されている。

(3) 「ブランジスタ物流」
在庫管理や受注・出荷、電話・メールによるカスタマー対応など、中・小規模店向けにネット専用物流サービスを展開している。事業が拡大するにつれて在庫管理が煩雑化してくるため、自社で対応していると様々な作業でボトルネックが生じ、委託をすれば出荷数や作業内容に種々制限が出てくる。同社は、培ってきたECサイト運営ノウハウと担当制による二人三脚で、そうした課題の解消を進めている。さらに、同社との取引実績により、低価格の配送料金を提供することも可能となっている。

(4) その他のサービス
このほか、ECサイト運営のためのサポートサービス「CS・受注処理代行サービス」や、LINEを使った自動応答チャットサービス「SOKURESU」、ウェブサイト自動翻訳クラウドサービス「ブランジスタ翻訳」、「越境ECサポートサービス」などを提供している。「ブランジスタ翻訳」は初期費用無料、年間ライセンス料36万円で、英・韓・中(簡・繁)の主要4言語への翻訳が可能であり、日本語サイトに合わせた自動更新もできる。「越境ECサポートサービス」では、海外への販売に必要なリサーチや翻訳、集客、決済、配送などの環境整備からカスタマーサポートまでワンストップで対応している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《AS》

 提供:フィスコ

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