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6029 アトラグループ

東証S
166円
前日比
-1
-0.60%
PTS
169円
22:17 05/02
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.1 1.17
時価総額 16.9億円
比較される銘柄
イード, 
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RPA
決算発表予定日

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アトラグループ Research Memo(3):ほねつぎのチェーン展開をはじめ、鍼灸接骨院経営を総合的に支援(2)


■会社概要

3. アトラグループ<6029>の特徴と強み
鍼灸接骨院に対して豊富な経験とノウハウに裏付けられた各種ソリューションを開発し、提供している同社の強みは、以下のように大別することができる。

(1) ワンストップの対応力
「ほねつぎチェーン」「アトラアカデミー」「機材販売」「アトラ請求サービス」「A-COMSファイナンスサービス」「HONEY-STYLE」「アトラストア」「ほねつぎデイサービス」「ワンサードフィットネス」と鍼灸接骨院の経営全般とその関連領域に関するソリューションを一気通貫で提供している点を同社の強みとしてまず挙げることができる。これにより顧客の幅広いニーズに対応することができると同時に、自社サービスによる顧客の囲い込みも可能にするためだ。直近では、新型コロナウイルス感染症拡大におけるニーズに対応する目的で、A-COMSに顔認証による体温確認と受付機能を追加した。今後も顧客のニーズを的確に把握し、新たなソリューションの開発に注力していく方針だ。

(2) 自費施術メニューの開発
同社は、療養費の急拡大が見込めないなか、自費施術メニューを開発・販売することによって顧客である鍼灸接骨院の経営を支援している。また、関連するセミナーの開催、研修の実施、動画の配信なども行っており、サポート体制が充実していることも顧客への訴求ポイントと言えるだろう。今後も自費施術用機材の発掘・開発、販売を積極的に推進していく方針である。

(3) 全国展開
同社の鍼灸接骨院チェーンである「ほねつぎ」は全国(全地方)に店舗を構えている。また、アトラ請求サービスは全都道府県に会員が存在する。ブランドの知名度が高まれば、それだけ新規顧客の獲得に効果を発揮することが考えられる。

(4) 鍼灸接骨院のノウハウを介護事業へ応用
同社は鍼灸接骨院で培ったノウハウを生かし、柔道整復師による機能改善プログラムや転倒を未然に防ぐプログラムをデイサービスのメニューとして開発・提供している。鍼灸接骨院で培ったノウハウをデイサービスのメニューに反映させることによって、「来たときよりも健康になるデイサービス」を可能にしている。

(5) 鍼灸接骨院事業とフィットネスクラブ事業間のシナジー
鍼灸接骨院に加えてフィットネスクラブも運営することによって、利用者の健康増進に貢献している。ほねつぎチェーンの加盟院にとっては、フィットネスクラブ事業も事業拡大の選択肢として検討できる点が、同社のほねつぎチェーンに加盟する要因の1つになることが考えられる。

(6) リアル店舗経営指導によって培ったノウハウ
鍼灸接骨院の支援事業で培った実店舗経営ノウハウを玩具販売事業に活用することが可能になる。将来的には玩具販売事業に加えて、同社の経営ノウハウを活用し業績拡大を実現できる事業を買収することも選択肢として検討している。具体的には、地方都市で実店舗を構えて事業を行っている企業が対象となり得る。

(7) クラウド経由で提供する「A-COMS」
同社の鍼灸接骨院経営支援システムである「A-COMS」はクラウド経由で提供されており、安価で導入することが可能だ。従来は、システムのみでなくパソコンごと購入し、導入コストが高くなるケースも多かったが、クラウド経由で気軽に導入することができる同社システムは、競争優位の源泉になっていると言うことができるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《NS》

 提供:フィスコ

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