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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4936 アクシージア

東証P
923円
前日比
+12
+1.32%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
42.5 2.57 2.17 7.30
時価総額 232億円
比較される銘柄
ポーラHD, 
アルマード, 
ハーバー研
決算発表予定日

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アクシージア Research Memo(7):成長持続性と収益性向上を目指す中期経営計画を発表


■成長戦略・トピックス

1. 中期経営計画を発表
アクシージア<4936>は2024年7月期を初年度とし2026年7月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を発表した。2026年7月期(最終年度)の売上高計画は17,500百万円、3年間の年平均成長率は15.6%とし、これまでよりも成長ペースを落とし、成長持続性を重視した。営業利益計画は最終年度に3,350百万円、3年間の年平均成長率は20.8%とし、利益の拡大ペースを上げ営業利益率で19.1%を目指す。資本効率に関しては、直近のROEで15.4%と同業他社と比較し高い水準である。今後も当期純利益の増加と純資産の効率化により高いROE水準を維持する方針である。中長期VISIONとしては、「現行事業のオーガニックな成長に加え、M&Aや成長投資により成長を加速させ、中長期的に時価総額1,000億円突破を目指す」とした。成長戦略の基本方針としては、中国ECの展開強化・成長推進に加え、さらなる事業・収益基盤の多様化に向け、日本国内及び第3市場(中国、日本以外の地域)への展開を強化することが主眼となる。そのための手段として、M&A・アライアンスも引き続き推進する。

2. 中国市場以外(日本国内及び第3市場)への展開も強化
新しい中期経営計画では、中国市場以外(日本国内及び第3市場)への展開が注目される。日本国内においては、渡航制限解除により期待されるインバウンド需要を確実に取り込むため、直営店舗の増設、ポップアップストアの出店、ドラッグストア取り扱い店舗数拡大を推進する。また、2023年6月に新設した子会社「株式会社アクシージアバリュークリエイター」を活用し、SNS発信強化によるEC売上拡大を目指す。第3市場については、世界各地の中華圏の居住者にアプローチし、売上拡大の足掛かりとする。具体的には、シンガポール子会社(2023年9月設立)を拠点に東南アジアを開拓する。北米(カナダ、アメリカ)や中東には展示会を切り口に進出を図る。オセアニアでは総代理店と販売契約を行った。直近の中国市場以外の売上構成比率は約12%であり、過去3年間ではこの比率は低下傾向である。同社では一国依存度を下げ、ビジネスリスクを分散するために、バランスの良いグローバル展開を進める。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SO》

 提供:フィスコ

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